北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD Athlon II, Phenom II, Sempron Set to Be Killed by 2012.(X-bit labs)

AMDはPhenom II / Athlon II / Sempronのオーダーを2011年第4四半期をもって終了とするようだ。Phenom II / Athlon IIの終焉により、AMDのCPUの製品名はFX seriesやA seriesといったものとなり、旧来のPhenomやAthlonといったブランドは消え去ることになる。
 
今年初めに明らかになったAMDの製品移行計画ではAMDは32nm SOI製品―“Llano”ことA seriesと“Zambezi”ことFX seriesへの急速な移行を計画していた。そして現行の45nm SOIで製造されているPhenom II / Athlon II / Sempronは姿を消し、結果としてAMDのCPUからPhenomやAthlonといったブランドは消えゆく。

Phenom II / Athlon II / Sempronは2011年第4四半期にオーダーが終了し、その1~2四半期後に出荷終了となる。市場からも徐々にこれらのCPUは姿を消すだろう。

2011年第3四半期の時点では全デスクトップCPUにおけるPhenom II / Athlon II / Sempron(=SocketAM3のCPU群)の割合は40~45%である。これが第4四半期になると急速に縮小し15%となる。代わって拡大するのがSocketFM1の“Llano”で45~50%を占めるようになる。残りはSocketAM3+の“Zambezi”とSocketFT1の“Zacate”がそれぞれ20%ずつとなる。そして2012年第1四半期には“Llano”がさらに増加し60%となる。なお、“Zambezi”と“Zacate”については20%前後のまま推移する。

デスクトップ向けとMobile向けは新製品の移行によりCPUのブランド名が消え、FX / A / E / C / Zの文字と2~4桁の数字で表されるナンバーのみになります。なお、サーバー向けはOpteronの名が継承される見込みです。

(過去の関連エントリー)
急速に進む“Zambezi / Llano”への移行とPhenom II / Athlon IIの縮小(2011年6月28日)
Phenom II X6は2012年第1四半期に終焉を迎える(2011年6月11日)


パソコン工房のお得なキャンペーン