北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Intel Core i7 3960X vs Core i7 990X Benchmarks Leaked(VR-Zone)
Core i7-3960X About 47% Faster On Average Than Core i7-990X: Intel(techPowerUp!)
Special Report: Intel's fastest processor, the Core i7-3960X'in the first test results(DonanimHaber.com)

先日、“SandyBridge-E”のラインナップの詳細情報がインターネット上に流れ、その最上位がCore i7 3960Xであることが明らかになった。今回、DonanimHaber.comがそのCore i7 3960Xと現行の最上位CPUであるCore i7 990Xの比較ベンチマークが行われた。Core i7 3960XもCore i7 990Xもどちらも32nmプロセスで製造される6-core/12-threadのCPUである。
定格周波数に関してはCore i7 990Xが3.46GHzであるのに対し、Core i7 3960Xは3.30GHzと0.16GHzだけ低いが、Turbo時の周波数はCore i7 3960Xが3.90GHzとCore i7 990Xの3.86GHzよりも高い。またキャッシュ容量はCore i7 3960Xが15MB とi7 990Xの12MBよりも3MB多く、加えてメモリコントローラもCore i7 3960Xは4-ch DDR3対応と強化されている。
 
今回リークされたベンチマークはIntel内部で行われたもののようで、メモリ帯域の増加とAVX命令追加によるスコア向上が見て取れるものである。まず、SPECint_rateではCore i7 3960Xがi7 990Xの35%増し、SPECfp_rateではi7 3960Xがi7 990Xの65%増しのスコアをたたき出している。また、Sandra 2011のMultimediaおよびメモリ帯域テストではCore i7 3960Xはi7 990Xの実に2倍近いスコアとなっている。いずれも4-ch DDR3メモリコントローラとAVX命令追加によるものであろう。

その他のベンチマークであるが、Core i7 990Xを1.00とした場合のCore i7 3960Xのスコアを表すとCinebench 11.5が1.13、POV-Ray 3.7が1.12、3DMark 11が1.36、Pro Show Gold 4.5が1.15である。

今回リークしたベンチマークスコアはいずれもCore i7 990Xを1.00とした場合のCore i7 3960Xの相対スコアです。以下にそのスコアを掲載します。

  ・SPECint_rate base2006:1.34
  ・SPECfp_rate base2006:1.65
  ・Sandra 2011B Multi-media:1.92
  ・Sandra 2011B Memory Bandwidth:2.11
  ・Cinebench 11.5:1.13
  ・POV-Ray 3.7:1.12
  ・3DMark 11 Physics Score:1.36(Estimated)
  ・ProShow Gold 4.5:1.15

Sandra 2011B Multi-mediaに関してはAVX命令対応による効果が示された結果であるとスライド中でも述べられています。またSPEC CPU2006は主にメモリ帯域の向上がスコア向上に寄与していると書かれています。またキャッシュ容量の増加もスコア改善に関係しているでしょう。