AMD HD 7000 delayed to 2012(NordicHardware)
28nmプロセスの次世代GPUであるが、NVIDIAは2012年になると説明している。そして今回、AMDからも同様の説明を受けた。AMDの28nm GPU―Radeon HD 7000系が2012年にずれ込む背景としては、現行のRadeon HD 6000系の需要がまだ高いためであるという。
28nmプロセスの次世代GPUであるが、NVIDIAは2012年になると説明している。そして今回、AMDからも同様の説明を受けた。AMDの28nm GPU―Radeon HD 7000系が2012年にずれ込む背景としては、現行のRadeon HD 6000系の需要がまだ高いためであるという。
28nmプロセスで製造されるAMDとNVIDIAの次世代GPUは多くの期待を集めている。しかし、今のところ両社とも沈黙を保ち続けている。登場時期についてはNVIDIAは生産は今年中に始まるものの、製品が市場に出回るのは2012年初めと説明している。
そして今回NordicHardwareが得た情報ではAMDも(NVIDIAと)同様の状況になるというものであった。つまりRadeon HD 7000系のローンチは2012年になってからになるという。その要因の1つとしてRadeon HD 6000系の需要の高さがあるという。先月、AMDはRadeon HD 6000系の供給問題を起こしており、OEMやメーカーからのオーダーが山積みになっているという。
ただ、AMDのこの話が本当だとしても、この高い需要は一時的なもののように思える。そもそもAMDが言うほどRadeon HD 6000系が売れまくっているというようには見えない。
NordicHardwareが今まで把握している情報では、次世代GPUはTSMCの28nmプロセスで製造されるが、その28nmプロセスの製造量に問題があり、予想よりも低い生産量にとどまっているという。
TSMC 28nmについてはAppleも絡んでいるようです(AMD and Nvidia graphics card probably higher prices - because of Apple(PCGH))。
TSMC 28nmにはAppleから大規模な注文が入っており、ただでさえ余裕のない28nmプロセスのラインを結果的に占有する形となってしまっているようです。PCGHではこの影響を受けて、次世代GPUが値上がりするのではないかと述べています。
・・・Radeon HD 7000系やGeForce 600系が2012年にずれ込んだ本当の原因がAppleだとすると、自作ユーザーにとっては非常に面白くない展開です。
