北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
How to overclock Sandy Bridge-E(NordicHardware)

“SandyBridge-E”は今までハイエンドを担ってきたLGA1366の後継として11月に登場する。現行の“SandyBridge-H2”の問題点は、ベースクロック向上によるオーバークロックが非常に難しいことである。しかし、“SandyBridge-E”ではこれがある程度解決される。
 
LGA1155の“SandyBridge-H2”でオーバークロックが可能なのは実質Core i5 2500KとCore i7 2600Kのみである。ベースクロックの変更はできてせいぜい5%がやっとであり、それ以上は故障の原因となる。“SandyBridge-H2”でベースクロック向上によるオーバークロックが極端に難しくなった原因はサウスブリッジとの関係である(CPUのベースクロックがサウスブリッジの他のコンポーネントと同期してしまう)。LGA2011も基本的には同様の制限がかかっている。だが、あらかじめ決められたステップへの変更は可能となる。

“SandyBridge-E”のベースクロック(BCLK)も100MHzである。このベースクロックそのものを上げるのは“SandyBridge-H2”同様困難で、せいぜい5MHz上下できればいいほうである。今までのCPUではベースクロックに倍率をかけたものが周波数となっていた。つまりベースクロック100MHzで34倍であれば100MHz×34で3400MHz(3.40GHz)である。

“SandyBridge-E”ではベースクロックと倍率に加えてもう1つ新たな要素が加わる。それがReference Clock Ratioである。“SandyBridge-E”ではBCLK×倍率×Refernce Clock Ratioで周波数が決定される。そしてRefernce Clock Ratioは(1×の他に)1.25×と1.66×の2種類が用意される。

たとえばベースクロック100MHz、倍率34倍ならば今までは100MHz×34=3400MHz(3.40GHz)となっていました。
“SandyBridge-E”ではここに新たにReference Clock Ratioが加わります。ここでそのReference Clock Ratioを1.25に設定すると100MHz×1.25×34=4250MHz(4.25MHz)となります。
かつてのようにベースクロックを自在に設定できるわけではありませんが、Reference Clock Ratioによりオーバークロックの自由度が現在の“SandyBridge-H2”よりも高くなります。