北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Report: AMD Trinity details revealed(VR-Zone)
DH Special: AMD's code-named Trinity 2 Details of next-generation Fusion processor family(DonanimHaber.com)
AMD Trinity Detailed Further, Compatible with A75 Chipset(techPowerUp!)
Trinity to run on A75 chipset (Fudzilla)

DonanimHaber.comが第2世代のA series APUとして予定されている“Trinity”の情報を明らかにした。“Trinity”はCPUとして“Piledriver”コアを搭載し、第3世代のTurbo Coreに対応する。またGPUはVLIW 4系アーキテクチャの物となる。対応チップセットは“Llano”でも使われているA75 FCHがそのまま使えるが、対応SocketはSocketFM2となる。
 
“Trinity”のCPUコアは第2世代の“Bulldozer”系コアとなる“Piledriver”となる。このコアは“Llano”比で最大20%の性能向上がなされるという。またTurbo Coreも強化されて第3世代となる。“Trinity”は最大2-moduleの“Piledriver” moduleを搭載する。1-moduleは2-coreを搭載するため、コア数としては最大4-coreという扱いになるだろう。2-moduleの場合、L2キャッシュ容量は合計4MBとなる。なおL3キャッシュに関しては何の表記もなく、搭載されないようである。ただ、これはさほど驚くことではなく、“Bulldozer”のL3キャッシュはそもそもサーバー向けアプリケーションを主眼とした物である。“Trinity”も“Llano”同様、単体GPUと内蔵GPUのCrossFire・Multi-GPU構成が可能である。

“Trinity”のGPUはVLIW 4系のものとなり、GPU性能は“Llano”の30%増しとなる。また、動画圧縮機構を搭載したUVD 3を搭載する。画像出力関連としては“Eyefinity”とDisplayPort 1.2への対応がある。
メモリはDDR3-2133までに対応する。


“Trinity”の生産は11月までに準備され、大量生産は1月に開始されるとみられている。もし順調に進めば、“Trinity”はIntelの“IvyBridge”よりも早い時期に登場するかもしれない。“Trinity”は現行“Llano”の後継となる物の、競合製品との関係は今と変わらない物となるだろう。つまり、4-coreの“Trinity”が2-coreの“IvyBridge”への対抗となる。一方で、GPU性能に関しては“Trinity”が上回るだろう。

“Trinity”のものとされるスライドも掲載されています。

まずx86 CPUコアに関しては第2世代の“Bulldozer”である“Piledriver”が搭載されます。性能は“Llano”比で最大20%増し、また新機能として第3世代のTurbo Core technologyが搭載されます。
搭載されるコア・モジュール数は最大4-core / 2-module、キャッシュは4-core版でL2=4MBを搭載するとあります。L3に関しては言及されていないため、L3キャッシュは搭載されない可能性が高そうです。

メモリの拡張も拡大され、DDR3-2133までの対応に加え、低電圧版のメモリへのサポートが追加されます。具体的には1.5Vの通常版DDR3に加え、1.35VのDDR3L、1.25VのDDR3ULへの対応がなされます。

GPUは既報の通りVLIW 4系となる他、UVD 3.0を新たに搭載、Video Compression Engine(VCE)が追加されます。

さらに製品ラインナップに関する情報が別のWebサイトに掲載されています。



AMD Trinity APUs to enter production in Q1 2012(TechConnect Magazine)
For more details on AMD's "Trinity" APUs for notebooks(ComputerBase)

“Trinity”は32nmプロセスで製造され、2012年1月の大量生産開始が予定されている。
このうちMobile向けの“Trinity”は4-core / 2-moduleの製品でTDPが最大35Wとなる。現行の“Llano”が45Wであるので、10W下がることになる。
SKUは現行の“Llano”同様A8, A6, A4, E2 seriesが展開され、プラットフォーム名は“Comal”となる。


さらに“Trinity”を使った超薄型ノートPC向けプラットフォームが用意されている。ここで使われる“Trinity”はTDP17Wとなり、2012年3月に大量生産開始が予定されている。

続く2013年には“Steamroller”搭載の“Kaveri”が“Trinity”後継として予定されていますが、これについてはまだ情報がほとんどありません。

チップセットについてはデスクトップ向けは引き続きA75 FCHが、ノートPC向けはA70M FCHが使われます(下位のチップセット―A55 FCHやA60M FCHについては何も言及されていない)。

“Bobcat”系コアに関しては2012年第3四半期に“Wichita / Krishna”が予定されています。プラットフォーム名は“Deccan”となります。

これら新コアの話から外れますが、Production Mobile Processor Roadmapには既存コアの新製品と思われるモデル名がいくつか掲載されており、Essential向けでE-450後継のE2-1800、Value向けでE-300後継のE1-1200などといった表記が見られます。