北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Exclusive: AMD kills Wichita and Krishna(SemiAccurate)
Report: AMD Wichita/Krishna APUs canceled(VR-Zone)

“Brazos”プラットフォームの後継プラットフォームは“Deccan”であり、現行のE series(“Zacate”)とC series(“Ontario”)の後継APUはそれぞれ“Wichita”と“Krishna”と呼ばれていた。しかし、SemiAccurateが複数の情報筋から聞いたという話ではこの“Deccan”プラットフォームと“Wichita / Krishna”APUはキャンセルされたという。
 
“Wichita / Krishna”の製造プロセスは28nmが予定されていた。SemiAccurateによれば今回の“Wichita / Krishna”のキャンセルはGlobalFoundriesの28nmプロセスの遅れに起因するという。ただ、以前の話では“Wichita / Krishna”はTSMCの28nmプロセスで製造されると伝えられており、GlobalFoundriesの28nmプロセスよりも前にTSMC 28nmプロセスで準備されるとされていた。

理由はともあれ、これが正しければ“Brazos 2.0”が“Kerala”プラットフォームまで続くことになる。“Kerala”プラットフォームは“Deccan”の次に予定されていたもので、2013年と言われていた。“Deccan”がキャンセルされたとするとこの“Kerala”とAPUである“Kabini”が前倒しされ得ることになり、ひょっとするとWindows 8のリリースと近い時期に登場するかもしれない。

キャンセルの理由としてGlobalFoundriesの28nm SHPプロセスの遅れ(GTC 2011では28nm SHPの生産開始は2012年中盤予定とされ、実際に量が生産されるのは2012年第3四半期だろうと予想されている)が挙げられていますが、VR-Zoneでも指摘されている通り、以前には“Wichita / Krishna”はTSMC 28nmプロセスで製造されるのではないかと言われており、もしTSMC製造で予定されていたのなら今回の話とはつじつまが合わないことになります。もちろんTSMC製造という話の方が誤りだったという可能性もありますし、実はTSMCとGlobalFounrdriesの両方で予定されており、今回キャンセルされたのはGlobalFoundriesで製造される方だったということも可能性は少ないながら0ではありません。
“Brazos”は現行のAMDプラットフォームの中では比較的好調に推移しており、その好調なプラットフォームの後継がいきなりキャンセルされるというのもにわかには信じがたい話です。