Sandy Bridge Xeons: Dual Socket 2011 designs coming in 2012(VR-Zone)
SB-E: Enthusiast Full 8 Core Dual Socket Monsters On The Way Early 2012(techPowerUp!)
Xeon E5 seriesはLGA2011対応で、中国の旧正月の後に登場するようである。Xeon E5 series―“SandyBridge-EP/-EN”はダイとしては8-coreを搭載し、L3キャッシュ容量は20MB。メモリコントローラは4-ch DDR3に対応する。CPU間接続としてはQPIを2本搭載する。そしてインターフェースとしてPCI-Express 3.0を40レーンとDMIを搭載する。
SB-E: Enthusiast Full 8 Core Dual Socket Monsters On The Way Early 2012(techPowerUp!)
Xeon E5 seriesはLGA2011対応で、中国の旧正月の後に登場するようである。Xeon E5 series―“SandyBridge-EP/-EN”はダイとしては8-coreを搭載し、L3キャッシュ容量は20MB。メモリコントローラは4-ch DDR3に対応する。CPU間接続としてはQPIを2本搭載する。そしてインターフェースとしてPCI-Express 3.0を40レーンとDMIを搭載する。
半年前より出荷されているXeon E7 series―“Westmere-EX”は最大10-core / L3=30MBで、4ch DDR3メモリコントローラと4本のQPIリンクを搭載している。これはMulti-processorサーバーに特化したものである。
一方、Xeon E5 seriesは低消費電力なブレードサーバーから4-socketサーバー、そしてTDP150Wを超えるような超高速ワークステーションまでを幅広くカバーする。
しかし先日投入された“SandyBridge-E”と“Patsburg-J”はサーバーに使うには一部問題があり、“SandyBridge-E”は仮想化周りで、“Patsburg-J”はSASポート周りに問題がある。CPUは(仮想化の不具合を修正した)C2 steppingの登場が今年末に予定されており、チップセットも十分に良好なversionが準備されており、2月中旬の投入には間に合いそうである。
ただ、もう1つ課題として上がっているのが消費電力である。“SandyBridge-EP/-EN/-E”のすべてのコア・すべてのキャッシュ・すべてのI/Oを有効にすると消費電力が多いものとなってしまう。現行のデスクトップ向けである“SandyBridge-E”で8-coreのうち6-coreのみが有効となっている理由の1つはこれである。
Xeon E5 seriesにおいてもハイエンドワークステーション向けで8-core / L3=20MBのものが予定されているが、周波数は何とか3.00GHzといったところで、一方でTDPは150Wとなる。TDP95Wに押し込めようとすると、2.50GHzほどがせいぜいであるという。
しかし、来年第2四半期中にD steppingが登場する。このD steppingではPower-poweformanceが10%ほど改善し、ハイエンドワークステーション向けでは3.30GHz付近の製品の登場が期待でき、全体的に周波数も前世代の“Westmere”に並びうるものとなるだろう。TDP95Wならば2.80GHz付近が登場することになる。
そしてデスクトップでも価格にプレミアは付くだろうが8-coreのCore i7が登場する可能性が出てくる。
“SandyBridge-EP/-EN/-E”のD steppingとともに“Patsburg”チップセットの最終リビジョンも登場し、おそらくここでPCI-Express 3.0の互換性の問題も解決されるだろう。
そしてこれに続く“IvyBridge-EP”は2012年末か2013年初めにXeon E5として登場する。
“IvyBridge-EP”世代ではコア数は最大10-coreとなり、L3キャッシュ容量は1-coreあたり2.5MBで10-core時に合計25MBとなる。メモリに関してもより高速なDDR3-1866以上をサポートするだろう。そして22nm Tri-Gateプロセスが良好なものであれば、強力な10-core CPUがハイエンドデスクトップ・ワークステーションに3.00GHzかそれ以上の周波数でもたらされることが期待される。なお、Socketは引き続きLGA2011を使用する。
下に“SandyBridge-E”のラインナップを示します。
Core i7(32nm / SandyBridge-E / LGA2011) | ||||||
MN | コア数 スレッド数 | 定格周波数 Turbo時周波数 | キャッシュ | TDP | 対応メモリ | 価格 |
Core i7 3970X | *-core **-thread | *.**GHz TB *.**GHz | L2=256kB x* L3=**MB | 130W | 4ch DDR3 -1600 | '12Q2 $*** |
Core i7 3960X | 6-core 12-thread | 3.30GHz TB 3.90GHz | L2=256kB x6 L3=15MB | 130W | 4ch DDR3 -1600 | '11/11/14 $990 |
Core i7 3940K | 6-core 12-thread | *.**GHz TB *.**GHz | L2=256kB x6 L3=**MB | 130W | 4ch DDR3 -1600 | '12Q2 $*** |
Core i7 3930K | 6-core 12-thread | 3.20GHz TB 3.80GHz | L2=256kB x6 L3=12MB | 130W | 4ch DDR3 -1600 | '11/11/14 $555 |
Core i7 3830 | *-core **-thread | *.**GHz TB *.**GHz | L2=256kB x* L3=**MB | 130W | 4ch DDR3 -1600 | '12Q2 $*** |
Core i7 3820 | 4-core 8-thread | 3.60GHz TB 3.90GHz | L2=256kB x4 L3=10MB | 130W | 4ch DDR3 -1600 | '12Q1 $*** |
これを見て頂ければわかるとおり、2012年第2四半期にそれぞれのSKUに既存モデルから高速化されたモデルが予定されています。ちょうどこの2012年第2四半期というのはVR-Zoneで言われているD steppingの登場時期と重なり、これら新モデルは消費電力が改善するD steppingでの登場が期待されます。最上位のCore i7 3970Xに関しては今のところコア数は明らかにされていませんが、これが8-coreになる可能性もD steppingのでき次第ではありそうです。
