Intel Promises Ultrabooks with Touch-Screens in 2012.(X-bit labs)
Otellini: Windows 8, touch-based ultrabooks a pair(CNET News)
Intel Capital global summitでIntelのCEOであるPaul Otellini氏は2012年の超薄型ノートPC―“Ultrabook”ではタッチスクリーンがもたらされ、タブレットPCと同様の使い方が出来るだろうと述べた。ただこれを現実のものにするためには、様々な技術的な問題を解決しなければならないだろう。
Otellini: Windows 8, touch-based ultrabooks a pair(CNET News)
Intel Capital global summitでIntelのCEOであるPaul Otellini氏は2012年の超薄型ノートPC―“Ultrabook”ではタッチスクリーンがもたらされ、タブレットPCと同様の使い方が出来るだろうと述べた。ただこれを現実のものにするためには、様々な技術的な問題を解決しなければならないだろう。
「Windows 8の登場とともに、主流で使われるOSがタッチスクリーンに対応するようになる。我々が推進するUltrabookにおいてもタッチスクリーンへの対応は出来るようにすべきものであろう。新しいWindowsのUIをみれば、誰もがタッチしたくなるだろう。しかしそのときハードウェアが対応してなければ、顧客に失望を与えることになる」
タッチスクリーンとタブレットはどちらも現在熱い話題を提供しているが、多大な期待を寄せられている一方でまだ主流になるには至っていない。その問題の1つが製造コストであり、もう1つは電子部品からの発熱である。
タッチパネルにかかるコストに関してはIntelが何らかの手助けをするかもしれないが、そうでなければ(現在のUltrabookの時点で)超薄型パネルを使用しなければならないノートPCメーカーにとってはこれ以上のコスト負担は非常に難しい。
Otelini氏は(今後数年のUltrabookの)ボリュームゾーンを$699とその上―$699~799におくとし、タッチパネルのコストについては今後価格低下が加速するだろうと述べている。
製造コストについては大量生産によって低下するものの、もう1つの問題である発熱の問題は設計レベルで解決しなくてはならない。ノートPCでは発熱を58℃以下に保てば問題なく動作できる。しかしタブレットにおいては38℃以下に抑えなくてはならない。UltrabookではプラットフォームとCPUの周波数を落として発熱を抑えることが出来るが、それでもまだタブレットのようなタッチスクリーンに搭載するには熱すぎる。
Ultrabookが従来型インターフェースとタッチスクリーンのHybrid型になる・・・というのはなかなかおもしろい展開ではありますが、指摘されているように解決すべき問題が数多くあります。
X-bit labsの写真を見るとディスプレイの部分だけ外れて持って行けそうな感じの小型ノートPCの写真があります。あるいは一時期のガラケーのようにディスプレイが回転し、画面を表面としてキーボード部分に折りたためるようになるのでしょうか。
