北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Manufacturing bombshell: AMD cancels 28nm APUs, starts from scratch at TSMC(ExtremeTech)
AMD's 28nm Brazos successor to be manufactured at TSMC(VR-Zone)

“Brazos”の次に予定されていた“Bobcat”ベースの28nm APU―“Wichita / Krishna”は深刻な問題を抱え、ついには日の目を見ることはなくなってしまった。そしてAMDは“Wichita / Krishna”のキャンセルを決定した。
2012年2月にはFinancial Analyst Dayが開催される予定であるが、その際に“Wichita / Krishna”の代わりとなる28nm APUが明らかにされる見込みである。しかし、この新APUは消えてしまった“Wichita / Krishna”とは異なり、TSMCの28nmプロセスで製造される。
 
GlobalFoundriesの28nmプロセスからTSMCの28nmプロセスへ移行するということは、Gate-FirstプロセスからGate-Lastプロセスへの移行を意味し、元々予定されていた設計・レイアウトを破棄することを意味する。
AMDはプロセス以降によるリスクを最小限に抑えるため、28nmプロセスの最初の製品は“Ontario / Zacate”のダイをシュリンクしたものとするだろう。そのため当初予定されていた“Wichita / Krishna”とは異なり、アーキテクチャの拡張は行われない見込みである。ただ、消費電力の低減は望めるだろう。


もしAMDが最初の28nmプロセスAPUを“Zacate / Ontario”のシュリンクとするなら、うまくいけば28nm APUを2012年中にローンチすることが出来るかもしれない。しかし、消えてしまった“Wichita / Krishna”の真の代わりとなり得る28nm APUが登場するには少なくとも18ヶ月はかかる。

“Zacate / Ontario”がTSMCで製造されていたので“Wichita / Krishna”も(製造ファウンドリははっきりとは明かされていなかったものの)何となくTSMCで製造されるのだろうと思っていましたが、ここ最近の報道を見る限りではGlobalFounrdriesの28nmプロセスで予定されていたようです。

“Wichita / Krishna”消失後のロードマップは2012年2月のFinancial Analyst Dayで明かされるようで、直接その次の“Kabini / Samara”に移行するのかあるいは“Zacate / Ontario”の28nm版のような物が挟まるのかもここでわかるでしょう。なお“Kabini / Samara”の登場までは少なくとも18ヶ月はかかるようで、今のところこれが2012年に登場する可能性は低そうです。

“Llano”の系列のメインストリーム向けAPUは特に変更はなさそうで、“Llano”の次がGlobalFoundries 32nm SOIプロセスの“Trinity”、その次がGlobalFoundries 28nmプロセスの“Kaveri”となるようです。