北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
◇Xeon E5-2600とPCI-Expressレーン
Upcoming Dual Xeon E5 Socket 2011 boards: How about 4 x 16 PCIe slots, native?(VR-Zone)
Intel SNB-EP dual motherboards will be equipped with four PCI-E 3.0 x16(MyDrivers.com / 繁体中文)

2012年3月のどこかでLGA2011のDual socket対応CPUとマザーボードで構成されるプラットフォーム―Xeon E5-2600と“Romley”がリリースされる。この“Romley”の特徴としてPCI-Express 3.0レーンの多さがある。
CPUから出るPCI-Express 3.0レーンが1 CPUあたり40レーンである。つまりDual-socketの場合合計のPCI-Express 3.0レーンは80レーンにも達する。これに加えてチップセットが有するPCI-Express 2.0レーンがある。
 
これだけPCI-Express 3.0レーンが多いとフルのPCI-Express 3.0 x16を4本としたQuad GPU環境も構築可能である。一方で、PCI-Express x8としてエンタープライズ向けのSSDカードを挿すあるいは内部接続ボードを挿すということもできる。

LGA2011のDual socketマザーボードとしては今のところEVGAのSR-XのみがSLIとCrossFire Xの両対応となる見込みである。もちろんQuad GPU環境を構築できるものとなる。別のマザーボードとしてはIntelの“Crown Pass”というものがあり、SR-Xと同等かそれ以上のスロットを有するとみられているが、CrossFire Xのみの対応となる見込みである。このIntelのマザーボードはEVGAのものよりもGPU装着に関わるスペースの制約は緩くなり、2スロット仕様のGPUを4枚PCI-Express x16スロットに搭載でき、そしてもう1つのPCI-ExpressスロットにSSDカードやその他のカードを搭載することが出来るものとなる見込みである。メモリスロットは2 socketで16本でDDR3-1600以上に対応する。しかし、当然ながらマザーボードは巨大なものとなり、14×15インチとなる見込みだ。

Xeon E5-2600では2 CPUで80レーンというPCI-Expressの本数を実現しているが、異なるCPUから出るPCI-ExpressにGPUを搭載したときのオーバーヘッドを心配する方もいるかもしれない。しかし、Xeon E5-2600はCPU間は8GT/sのQPIリンク2本で接続される。この数字はPCI-Express 3.0と同等の数字である。

VR-ZoneにはIntelからリリースされると思われるXeon E5-2600対応のマザーボードの写真が掲載されています。見るからに特殊規格のものもありますが、この中では“W2600CR”、“S2600IP”、“S2600CP”の3種がXL-ATXかそれに似たような規格(縦はXL-ATXで横はE-ATX相当?)に収まっている可能性はあります。また“S2600CO”はstandard form factorを有すると書かれており、これに関してはE-ATXで収まっているかもしれません。



◇1TB以上のメモリを搭載できるXeon E5-4600
More on Xeon E5: Terabyte of RAM even at midrange?(VR-Zone)
New Intel Server Board to Hold 1 TB of RAM(techPowerUp!)

LGA2011 CPUはDual-socket対応のXeon E5-2600の他に、4-socket対応のXeon E5-4600がある。Xeon E5-4600はXeon E5-2600とハイエンドでenterprise RAS向けのXeon E7の中間に位置するものである。

Xeon E5-4600に対応するマザーボードとしてIntelのServer Board S4600LH―“Lizard Head Pass”があるが、このマザーボードは1 CPUごとに12本のメモリスロットを有する。LGA2011 CPUは4ch DDR3対応なので1chあたり3本のメモリを搭載できるようになっている。そして4-socket合計のメモリ本数は48枚となる。
現在のメモリの最高容量はDDR3-1333 LR-DIMMの32GBでこれをフルに搭載した場合、メモリの総容量は1.5TBとなる。


PCI-Express 3.0の本数も160本とこれまたすさまじい数になります。しかし、流石にこんなのを個人ユースで使う猛者はそうそういないでしょう。