北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Crystal Forest Gladden platform to launch in Q2(CPU World)

Intelは3月にサーバー向けの“Romley”プラットフォームをローンチする。“Romley”プラットフォームはXeon E5 sereisと“Patsburg-B”―C600 seriesチップセットで構成される。そして上半期の終わり頃にはIntelはもう1つのプラットフォームをリリースする。それが“Crystal Forest-Server”である。“Crystal Forest-Server”はCPUとしてはXeon E5-2400, E5-2600を使うが、チップセットは“Patsburg”系ではなく“Cave Creek”が用いられる。
またこの“Cave Creek”は組込み向けにも用いられる。そしてこの組込み向けとなったプラットフォームの名前は“Crystal Forest-Gladden”と呼ばれる。“Crystal Forest-Gladden”は2012年第2四半期に登場する。使用されるCPUは“SandyBridge-Gladden”と呼ばれる“Crystal Forest-Gladden”向けのCore -classのものが用意される。“Crystal Forest-Gladden”は1-wayまたは2-wayのブレードサーバーや高密度サーバーをターゲットとしている。
 
“Cave Creek”チップセットにはQuickAssist technologyや4基のGigabit Ethernetコントローラ、20本のPCI-Express 2.0レーンが搭載される。QuickAssist technologyはAESや3DESあるいは(A)RC 4 algorithmを用いた暗号化/解凍バルクデータを供給するものである(・・・私自身があまり理解できていないため、よくわからない訳になってしまったが、とりあえずは暗号化周りの機能であるよう)またVT-dおよびVT-cへも対応する。

まだ初期の情報ではあるが、“SandyBridge-Gladden”は1,2,4-coreとなり、L3キャッシュ容量は1.5~8MBになるという。このうちDual-coreの“SandyBridge-Gladden”の周波数は1.20~2.50GHzとなり、4-coreの“SandyBridge-Gladden”は1.00~2.60GHzになるといわれている。これらの“SandyBridge-Gladden”はHyperThreading technology、Trusted Execution、Virtualization technologyをサポート、命令セットとしてAVXおよびAESを備える。メモリはDual-channelでDDR3-1333まで対応し、ECCメモリをサポートする。“SandyBridge-Gladden”のTDPは10~55Wとなる。パッケージはBGAとなり、Mobile向けのCore系の一部とよく似たものとなる。

以前“Lynnfield”系のコアをベースとした“JasperForest”という組込み向けやブレードサーバー向けをターゲットとした製品がありましたが、今回の“Crystal Forest”もそれとよく似たものの雰囲気です。また“Crystal Forest-Gladden”で使用される“SandyBridge-Gladden”の仕様を見ると“SandyBridge-EP / -EN”ではなくLGA1155で使用されている“SandyBridge-H2”に近いものとなっています(メモリコントローラのチャネル数やL3キャッシュ容量など)。2-way構成の可否に関しては“SandyBridge-H2”系のコアにQPIが備わっているかどうかという話になりますが、“JasperForest”の際にも“Lynnfield”系で無効化されたQPIを有効にしてきましたので、実は“SandyBridge-H2”にも無効化されているQPIがあるとしてもさほど驚くことではありません。