Intel Core i7 3770K benchmarks leaked(VR-Zone)
OBR-Hardwareに“IvyBridge”コア搭載のCore i7 3770Kのベンチマークスコアが掲載された。
使用されたのはC0 steppingのES品である。Core i7 3770Kは周波数が3.50GHz / TB 3.90GHzとなり、Core i7 2700Kと同じ周波数である。“IvyBridge”の対応チップセットはIntel 7 seriesとなるが、現行のZ68マザーボードでもUEFI/BIOSをアップデートすれば動作させることができる。
OBR-Hardwareに“IvyBridge”コア搭載のCore i7 3770Kのベンチマークスコアが掲載された。
使用されたのはC0 steppingのES品である。Core i7 3770Kは周波数が3.50GHz / TB 3.90GHzとなり、Core i7 2700Kと同じ周波数である。“IvyBridge”の対応チップセットはIntel 7 seriesとなるが、現行のZ68マザーボードでもUEFI/BIOSをアップデートすれば動作させることができる。
今回のベンチマークはCore i7 2600Kと比較する形で掲載された。
その結果であるがCore i7 3770KはCore i7 2600Kに対しおおむね9%程の性能向上を果たしている。周波数の向上が3%程あることから、それを考えると“IvyBridge”のIPCは“SandyBridge”と比較し6~7%程向上していることになるだろう。
“IvyBridge”は“Tick-Tock”の“Tick”の世代であるため、基本的にはシュリンクに重点が置かれる。また“IvyBridge”では電力効率とグラフィック性能向上に重きが置かれている。Core i7 3770Kの性能は“SandyBridge”と比較して劇的に向上したとはいいにくいが、Core i7 3770KのTDPは77WでCore i7 2600Kや2700Kの95Wと比較すると18Wも下がっている。加えて、Core i7 3770KのGPUは16のEUを搭載するHD 4000となり性能向上が見込まれる。
また、“IvyBridge”のTDP65Wモデルでは“SandyBridge”のTDP65Wモデルと比較し周波数が向上し、電力効率が大幅に向上している。
以下にスコアを掲載します。
Core i7 3770K | Core i7 2600K | 性能向上率 | |
3DMark 11 Physics | 9165 | 8633 | +6.2% |
Cinebench R10 | 25493 | 23035 | +10.7% |
Cinebench R11 x1 | 1.67 | 1.53 | +9.2% |
Cinebench R11 x8 | 7.55 | 6.92 | +9.1% |
CPUMark99 | 634 | 584 | +8.6% |
DOSBOX Quake | 126.1 | 113.9 | +10.7% |
Fritz Chess | 14460 | 13327 | +8.5% |
GeekBench 32 | 11941 | 11035 | +8.2% |
SuperPi 1M | 9.126 sec | 9.891 sec | +8.4% |
wPrime 32K | 7.19 sec | 7.861 sec | +9.3% |
総合すると8.9%の性能向上となっています。
劇的とは言えませんが着実な性能向上が見て取れ、加えてTDPが77W低減していることも考えると電力効率という面ではなかなかの向上を果たしていると言えそうです。
