Haswell is a graphics monster(SemiAccurate)
Intelの“SandyBridge”とAMDの“Llano”、CPUの性能では“SandyBridge”が俄然強く、一方GPU性能では“Llano”が優位に立つというのは知られたところであろう。
現行の“SandyBridge”は2種類のGPUコアを有している。1つはEU数6のHD 2000でもう1つはEU数12のHD 3000である。しかしHD 3000の性能はAMDのAPUが内蔵するGPUの大まかに半分程度である。
次の世代の“IvyBridge”ではHD 4000が投入される。HD 4000のEU数は16と数字だけ見るとそれほど変わっていないように見える。しかし、アーキテクチャは“SandyBridge”のGPUから一新され、様々な改良が施された結果、33%のEU数増加で2倍の性能を実現したとしている。
Intelの“SandyBridge”とAMDの“Llano”、CPUの性能では“SandyBridge”が俄然強く、一方GPU性能では“Llano”が優位に立つというのは知られたところであろう。
現行の“SandyBridge”は2種類のGPUコアを有している。1つはEU数6のHD 2000でもう1つはEU数12のHD 3000である。しかしHD 3000の性能はAMDのAPUが内蔵するGPUの大まかに半分程度である。
次の世代の“IvyBridge”ではHD 4000が投入される。HD 4000のEU数は16と数字だけ見るとそれほど変わっていないように見える。しかし、アーキテクチャは“SandyBridge”のGPUから一新され、様々な改良が施された結果、33%のEU数増加で2倍の性能を実現したとしている。
一方のAMDも“IvyBridge”と同じような時期に“Trinity”を予定している。AMDによると“Trinity”は“Llano”の半分の消費電力で“Llano”と同等の性能を得られるという。
つまり“SandyBridge”と“Llano”の構図はそのまま“IvyBridge”と“Trinity”にも引き継がれることになりそうである。
“IvyBridge”に続くのが“Haswell”である。“Haswell”が搭載するGPUは“IvyBridge”のShaderを改良したものである。つまり“Haswell”のGPUは新アーキテクチャのものではない。しかしながら拡張が施されたものとなり、“IvyBridge”のShaderと比較すると幾分改良される。
そうなると表題にある“Haswell”ではGPU性能が劇的に向上するというのは何なのかという話になるが、実は“Haswell”は3種類のGPUが用意される。“Haswell”のGPUコアは上からGT3, GT2, GT1と呼ばれる。最上位のGT3は“IvyBridge”から改良されたShaderを40搭載する。仮に周波数の向上もなく、Shaderあたりの性能向上が全くなかったとしても、Shader数増加のみで“IvyBridge”の2.5倍の性能を実現できる。“SandyBridge”比では実に5倍となる。
実際にはShader数増加以上の性能向上になるのではないかとも思われるが、“Haswel GT3”が“SandyBridge”の5倍のGPU性能になるのなら十分であろう。その“Haswell”は数ヶ月前にFabに戻されたところであるといい、順調そうだ。ただ、ソフトウェア面が不確定要素であるのが如何ともしがたいところである。それでも“Haswell GT3”は内蔵GPUとしては最高のものになるだろう。
せっかくの高性能内蔵GPUということでデスクトップ向けにもGT3搭載のモデルが出ると嬉しいのですが、“SandyBridge”のデスクトップ向けがHD 2000ばかりだったのを見ると、GT3搭載モデルがデスクトップ向けにどれほど出るのかが心配になってきます。ちなみに昨年11月にリークした“Haswell”の詳細だというスライドにはデスクトップ向けの内蔵GPUはGT2までにとどまるという記述が見られました。
(過去の関連エントリー)
“Haswell”の詳細を記したとされるスライドがリーク―SocketはLGA1150(2011年11月10日)

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Sandy Bridgeの次の次の、Haswellは13年3月〓6月にリリース予...
2012/02/10(金) 00:50:32 | PINUPS - 上田新聞 blog版