北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Most desktop Ivy Bridge systems won't support three displays(VR-Zone)

“IvyBridge”では内蔵GPUの性能が向上するため、“IvyBridge”を導入し内蔵GPUを使いながらもより多くのディスプレイを接続しようと考えるユーザーもいるかもしれない。以前の情報では“IvyBridge”では3画面出力に対応するとされていたが、この3画面出力の実現には条件がある。
 
IntelはTMDS―つまりDVIはHDMIのような接続をサポートするよりもDispalyPortを標準にしようと考えている。そして、Intelは2系統のPLLのみしか搭載しなかった。
TMDS(DVIやHDMI)は1つのPLLを複数の出力で共有することはできない。一方でDisplayPortではこういった問題はない。そのため、2系統のPLLしかないという条件では、TDMSあるいはアナログ出力で接続できるのは2つのディスプレイまでとなる。


VR-Zoneに掲載されている“Display Configurations with Three Displays”と題されたIntelのスライドを見ると、3画面出力の条件としては2系統以上のDisplayPortが必要とあります。つまり3画面出力を実現するにはDisplayPort×3またはDisplayPort×2+その他(HDMI, DVI, D-sub)のどれかとなります(Mobile向けに関してはeDPを使うことで、eDP+DisplayPort or HDMI or DVI or D-sub×2という構成が可能だが、デスクトップでは不可のよう)。

この背景としてPCHが2系統のDisplay PLLのみしか搭載していないことがあり、DisplayPortでは複数で1つのDisplay PLLの共有が可能であるのに対し、HDMI, DVIなどではDisplay PLLの共有が不可となっていることが原因となっています。

また3系統出力を行った場合、1系統は2560×1600までに対応しますが、残りの2系統は1920×1200までの解像度までの対応となるようです。これも2系統の出力が1つのDisplay PLLを共有するために起こるようです。

DisplayPortを2系統載せてくるマザーボードも多くはないでしょうから、“IvyBridge”の内蔵GPUで3系統の出力がスペック上は可能ではあるものの、実現にはなかなかハードルが高そうです。