北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
INTEL START SHIPPING MOTHERBOARDS BASED ON X79 CHIPSET C1 STEPPING(Xtreview.com)

1月にIntelはX79チップセットのC1 steppingを4月13日より出荷することを明らかにしていた。
現行のX79チップセットはC0 steppingである。C0 steppingのX79はS-ATA 6.0Gbpsを2ポート、S-ATA 3.0Gbpsを4ポートサポートするが、新しいC1 steppingでは従来のS-ATA 6.0Gbps/3.0Gbps合計6ポートに加えて、さらに数ポートのS-ATA 6.0GbpsまたはSASが追加される。
 
今週に入り、IntelはこのX79 C1 steppingを搭載した“DX79SI”や“DX79TO”マザーボードの出荷を開始した。C1 stepping搭載のマザーボードのリビジョンは“DX79SI”が“G28808-602”、“DX79TO”が“G28805-402”となる。ちなみに従来のC0 stepping搭載のもののリビジョンは“DX79SI”が“G28808-601”、“DX79TO”が“G28805-401”である。

X79チップセットは“Patsburg”というコードネームであり、Xeon E5 series向けのチップセットであるC600 seriesと同系統のチップセットです。しかし、“SandyBridge-E”の登場に合わせるためX79チップセットは本来の“Patsburg”の機能をいくつか無効化しています。その1つがストレージ周りです。現在有効となっているのはS-ATA 6.0Gbps:2ポート/S-ATA 3.0Gbps:4ポートのみですが、本来の“Patsburg”ではこれに追加のS-ATA/SASが搭載されます。最下位の“Patsburg-A”(=Intel C602 )ではS-ATA 6.0が4ポート追加されます。その上の“Patsburg-B”(=Intel C604)ではSASが4ポート搭載されるようになり、さらにその上の“Patsburg-D”(=Intel C606)になるとSASが8ポート搭載されます。
C0 steppingではこれら追加のポートは無効でしたが、C1 steppingではこの追加のS-ATA 6.0GbpsまたはSASが有効化される可能性があり、有効化された場合はマザーボードの構成も変わってくることになりそうです。

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