北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Motherboard makers say desktop Trinity delayed(The Tech Report)

AMDは5月に“Trinity”を発表したが、発売されたのはMobile向けのみであった。Computex 2012ではその“Trinity”搭載ノートPCが展示されていた。
デスクトップ向け“Trinity”に目を向けると同じくComputex 2012でSocketFM2マザーが多数展示されており、さらにMSIのブースでは搭載システムのデモが行われていた。The Tech Reportが写真で掲載したのはA10-5800Kを搭載したシステムでDiRTを動作させている様子である。
 
ところが、複数のマザーボードメーカーに聞いた話ではデスクトップ向け“Trinity”は秋以降に遅れるという。とあるメーカーは9月だと言い、別のメーカーでは10月ではないかと述べていた。もっと遅れるだろうと述べていたメーカーもあった。しかし、いずれにせよ現時点ではデスクトップ向け“Trinity”の発売時期ははっきりしないようである。

デスクトップ向け“Trinity”の遅延の理由については分からない。AMDはMobile向けにより多くのチップを供給するため、デスクトップ向けをスクールシーズンに先送りしたという説も考えられる。

最後のデスクトップ向け“Trinity”に対応するATXマザーボードの総評を書くとするが、これらの中には新型のA85 FCHを搭載したものがあった。このA85 FCHはS-ATA 6.0Gbpsを8ポート、USB 3.0を6ポート搭載している。このスペックは印象的であるが、“Trinity”搭載システムに搭載するものとしては、やや過剰装備の印象もある。

A85 FCHの重厚な装備に関しては、現行FX seriesの後継である“Komodo”がSocketFM2で予定されていたためという背景もありそうですが、今となっては分かりません。

本題のデスクトップ向け“Trinity”の発売時期ですが、Computex 2012の記者会見でOEM向けは既に出荷開始されていると明かされていますが、問題のリテール向けは「今年のどこか(Later this year)」とはぐらかされています。

今回はマザーボードメーカーの話ですが、そこでも9月や10月あるいはそれ以降と時期は定まっていない様子です。ともすると新型FX seriesである“Vishera”の方が先に出てくるという展開もあり得そうです。

(過去の関連エントリー)
デスクトップ向け“Trinity”がAMD公式Webサイトに掲載される【6/8追記】(2012年6月6日)