北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Microsoft details Windows 8 graphics acceleration features(bit-tech.net)
Hardware accelerating everything: Windows 8 graphics(MSDN Blogs / Building Windows 8)

Bulding Windows 8 BlogにグラフィックグループのProgramme managerであるRob Copeland氏の投稿があり、Windows 8ではグラフィック性能の向上に大きな焦点が当てられているという記載があった。

「今までDirectXパフォーマンスを様々なベンチマークやアプリケーションで測ってきたものと思う。そしてその多くは3Dゲームにおける性能に大きな比重を置いていただろう。確かにゲーム性能は今でも非常に重要だと思うが、それが全てではなく2Dやメインストリームアプリケーションでもグラフィック性能は必要だ。そのため、我々は新たな用途に焦点を当てた計測方法・基準を作り出しているところだ」
 
Rob Copeland氏のいう新しい計測方法はフレームレートとGlitch count(直訳すると障害の回数となるが・・・)、最初のフレームまでの時間、メモリ使用率、CPU使用率で構成されている。Copeland氏によるとWindows 8は2Dアプリケーションにおけるグラフィック性能が可能な限り効率化されたという。DirectXハードウェアアクセラレーションがInterenet Explorer 9やWindows Live Mail、Windows Live Messengerなどで有効となり、改良されたDirectXとWindwos 8で一般的なアプリケーションの性能も向上したという。

その結果、テキストレンダリング性能はWindows 7比で336%の性能となり、メトロアプリにおけるタイトル・ヘッダー表示で最大限のメリットとなっている。その他のアプリケーションも軒並み向上しており、WebページやWord形式文書などの表示ではWindows 7の150%、一般的なユーザーインターフェースのテキストレンダリングでは131%の性能となっている。

ジオメトリレンダリング性能も同様に向上しており、直線は184%、楕円形は369%、頂点が丸まった矩形は220%、矩形は438%となっている。またIrregular geometry rendering(歪な幾何学図形のレンダリングと訳しても良さそうだが、英文のままの方がわかりやすそう・・・)も、DirectX 11.1の機能であるTarget Independent Rasterisation(TIR)を使うことにより大幅に性能向上し、SVG renderingにおいて169~523%の性能向上を見せるという。

これらの性能を示したグラフや細かい解説はMSDN Blogs / Building Windows 8に掲載されており、興味のある方は是非ご参照ください。
ともすれば一番目立つMetro styleにばかり目が行きがちなWindows 8ですが、このような改良も見逃してはならないでしょう。