北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
TSMC, ARM team up on 64-bit chips with non-planar transistors(The Tech Report)
ARM, TSMC to Produce 64-bit Processors With 3D Transistors(PC Perspective)
ARM, TSMC sign deal to ease FinFET process introduction(EETimes)
ARMとTSMC、64ビットの次世代ARMプロセッサをFinFETプロセス・テクノロジーに共同で最適化(ARM)

ARMとTSMCは7月23日、20nm以降のプロセスとFinFETトランジスタでの64-bit ARM processor(=ARM v8アーキテクチャ)の製造・開発に関して複数年契約での協力関係を締結したと発表した。
 
現在、ARMはTSMCの直接の顧客というわけではないが、ARMの開発したIPを使用したSoCメーカー―TIやQualcomm、NVIDIAなどがTSMCのプロセスを用いてARM系SoCを製造している。今回ARMとTSMCが製造プロセスに関わる協力関係を結んだことにより、ARMの最新CPUアーキテクチャを用いて実際の製品を製造することがより簡単となる。

ARMとTSMCの協業は技術的情報を共有し互いにフィードバックすることが出来るようにするもので、ARM IPとTMSCのプロセス技術の開発を促進するものである。ARMは製造プロセスの情報を手に入れることで消費電力や性能の最適化を行い、リスクの減少と調整の迅速化を実現する。TSMCは最新ARM processorと技術を用い、FinFETプロセス技術の性能を測り、改良を進めることが出来る。TSMCのFinFET technologyとARM v8のコラボレーションにより、ファブレス業界が異なる市場セグメントに対するイノベーションを継続するソリューションを実現し、結果として、シリコンプロセス、Physical IP、Processor technologyなどの発展に寄与することになる。

EETimesによると今回の協力関係が実を結ぶのは2015年下半期以降だろうという。ちょうどこの頃にTSMCが16nmプロセスを立ち上げることになる。

ともすればx86よりも熱い話題を振りまいているARMですが、今回TSMCとARMが20nm以降のFinFETプロセスによるARM v8アーキテクチャの製造に関して協力関係を結んだようです。

ただ、EETimesも指摘しているとおり、TSMCのFinFETプロセスが立ち上がってくるにはもう少し時間がかかりそうで、FinFETトランジスタが16nmプロセスからの導入であれば2015年頃の話となってくるでしょう。

ちなみに、現行の28nmの次の20nmプロセスは2013年に少量の生産を開始し、2014年より本格生産に入ると言われています。