北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Obscure CPUs: Sempron X2 198 and Athlon II X2 221(CPU World)

初代A series APUは昨年6月にリリースされた。初代A series APU―“Llano”は改良されたK10系コアを最大4搭載し、SocketFM1に対応するものであった。そして最大の特徴はAPUとしてGPUを1シリコンに統合し、並列演算にも使用できるようにしたことであった。
しかし、全てのSocketFM1対応製品がGPUを内蔵するわけではなく、GPUを無効化した製品をAthlon IIまたはSempronブランドで投入している。4-coreモデルとしてはAthlon II X4 651K, 641, 638, 631がある。
そしてこれよりも知られていないのが2-coreのAthlon II X2 221とSempron X2 198である。実はAthlon II X2 221とSempron X2 198は昨年中頃に一部のマザーボードのCPU support listにその名が掲載されていたが、先の4-core製品とは異なり、これらの2-core製品はBOX版製品としては出回っていなかった。また、OEMのデスクトップPCにも出荷された形跡が見当たらなかったが、唯一中国向け―それもOEM限定で出荷されていたようである。
 
Sempron X2 198はHP Pavilion p6-1152cxとp6-1159x, p6-1230cx, p6-1231cxでその名が見られ、Athlon II X2 221はPavilion p6-1169cx, p6-1226cnで見つけることが出来る。いずれも中国向けに2~6月にリリースされたモデルである。

Athlon II X2 221とSempron X2 198のスペックであるがどちらも2-coreでキャッシュ構成はL2=512kB x2となっている。両者はブランド名が異なっているものの実質的な違いは周波数だけで、Athlon II X2 221が2.80GHzであるのに対し、Sempron X2 198は2.50GHzである。命令セット・機能としてはAMD64, Virtualiation, SSE3までのSIMD命令に対応する。メモリは2ch DDR3-1600までの対応である。
TDPはどちらも65Wである。


今まで登場したSocketFM1対応のAthlon II / Sempronのスペックを以下にまとめます。

◇Athlon II(Llano / 32nm / 2ch DDR3-1866※ / SocketFM1)
  X4 651K 4-core 3.00GHz L2=1MB x4 TDP100W
  X4 641 4-core 2.80GHz L2=1MB x4 TDP100W
  X4 638 4-core 2.70GHz L2=1MB x4 TDP65W
  X4 631 4-core 2.60GHz L2=1MB x4 TDP100W
  X2 221 2-core 2.80GHz L2=512kB x2 TDP65W
  ※Athlon II X2 221はDDR3-1600までの対応

◇Sempron(Llano / 32nm / 2ch DDR3-1600 / SocketFM1)
  X2 198 2-core 2.50GHz L2=512kB x2 TDP65W

リテールに出回ったことがないようなのもみられます。特に今回の2-coreモデルに関しては国内でBOX版が出回ることはまずないでしょう。