北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Details of Intel Core i3-2377M CPU(CPU World)

今年上半期にIntelは“IvyBridge”をローンチし、Core i7とi5で“SandyBridge”から“IvyBridge”への置き換えが行われた。しかしその下のCore i3は様相が異なるようである。Intelは先日Core i3で“IvyBridge”コアを使用したモデルを2種類ローンチしたが、一方で“SandyBridge”コアの製品もまだ予定されているようである。CPU Worldでは今後予定されている“SandyBridge”コアのCore i3としてCore i3 2308M, i3 2328M, i3 2365Mについてお伝えしたが、さらにもう1つCore i3 2377Mが2012年第3四半期に予定されているようである。
 
Core i3 2377Mは一言で言うとCore i3 2367M(1.40GHz)の周波数を100MHz向上させたモデルである。つまりCore i3 2377Mの周波数は1.50GHzとなる。
Core i3 2377Mの詳細なスペックであるが、コア数とスレッド数は2-core,4-threadでHyperThreding technology対応である。L3キャッシュ容量は3MB、メモリコントローラは2ch DDR3対応、L3キャッシュ容量は3MBである。GPUはHD 3000を搭載し、周波数はベースが350MHzである。機能・命令セットは今までのCore i3同様でSSE4とAVXおよびVT-xに対応する。またCore i3 2308Mやi3 2365Mとは異なりSmall Business Advantageをサポートする。
TDPは17Wで薄型ノートPC向けとなっている。


Core i3以下ではもうしばらく“SandyBridge”も続くようで、今後もいくつかの新製品が予定されているようです。今回のCore i3 2377Mもその1つとなり、従来のTDP17W版Mobile向け“SandyBridge”の新たな上位モデルとなります。

(過去の関連エントリー)
Core i3 2308Mとi3 2365Mが第3四半期に登場する模様(2012年7月7日)

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