北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD courts servers with new FirePro cards(The Tech Report)
AMD Announces FirePro S Series: S9000 and S7000 For Servers(AnandTech)
AMD Introduces Industry's Most Powerful Server Graphics Processors(techPowerUp!)
AMD adds a server GPU lineup to the mix(SemiAccurate)

今月初めAMDはワークステーション向けに新型のFirePro W seriesを追加した。このFirePro W seriesはいずれも28nmプロセスの“Graphics Core Next”アーキテクチャを採用している。そして今度はサーバー向けにほぼ同様のチップを使用した新型のFirePro製品がリリースされた。それがFirePro S7000とFirePro S9000である。

サーバーに置いて馬力のあるGPUが必要となる理由は何だろうか? その1つは仮想化だ。FirePro S9000とS7000はRemoteFX GPU virtualizationに対応し、複数のクライアントで1枚のGPUのリソースを共有することが出来る。VMwareやCitierix softwareもこのFireProの仮想化を利用することが出来るが、1クライアント当たり1基のGPUのみのPass-through modeのみに限定される。もちろん、より多くのFireProを搭載すればより多くのクライアントをサポートできる。
 
AMDはGPU仮想化に関して現在はHypervisor softwareで制御されるとしている。AMDの現行のGPUはハードウェアベースのリソース共有の方法をもたないが、将来の世代で変わっていくのかもしれない。

Crunching compute workloadsも新型FireProの用途として記述されている。高度の並列化されたタスクではGPUは最新のCPUよりも優れた性能を有す。AMDはワークステーショングラフィックアプリケーションについても説明しているが、これはどちらかというとFirePro W seriesがよりふさわしいだろう。ワークステーションモデルはサーバーモデルよりもディスプレイ出力の数が多い。今回のサーバー向けモデルはDisplayPort 1基のみしか搭載しない。

それぞれのカードのスペックであるがFirePro S9000はRadeon HD 7900で採用されている“Tahiti”を搭載する。StreamProcessor数は1792、周波数は925MHz(AnandTechでは900MHzと記載されている)、メモリはGDDR5 6GBを搭載する。TDPは225Wである。冷却機構は2スロット仕様のファンレスとなる。しかしながら、ヒートシンク直接当たるような20CMF以上のエアフローを必要とする。

FirePro S7000は1スロット仕様となる。こちらはRadeon HD 7800で使用されている“Pitciarn”を搭載する。StreamProcesssor数は1280でコア周波数は700MHzである。メモリはGDDR5 4GBを搭載、TDPは150Wとなる。
FirePro S7000もファンレスとなるが、エアフローは10CMF以上を必要とする。


メモリは上位のFirePro S9000はECCに対応するが、S7000はECC非対応である。

以下にスペックをまとめます。

FirePro S9000FirePro S7000
コア
プロセス
Tahiti
28nm
Pitcairn
28nm
StreamProcessor数17921280
コア周波数925MHz700MHz
Texture Units11280
搭載メモリGDDR5
6GB
GDDR5
4GB
メモリ周波数1375MHz
(5500MHz)
1200MHz
(4800MHz)
メモリインターフェース384-bit256-bit
ROPs3232
TDP225W150W
価格$2499$1249


先日発表されたFirePro W seriesと同様、これらも“Graphics Core Next”アーキテクチャを使用したGPUを搭載します。