Details of ValleyView Atom CPUs(CPU World)
Intel 22-nm atom with four cores end before 2013(ComputerBase.de / ドイツ語)
AMD's Initial Lineup of FX-Series "Vishera" Chips to Consist of Three Models.(X-bit labs)
来年、IntelはAtomを22nmプロセスの新アーキテクチャである“Silvermont”に切り替える。この新型Atomは組込み向け、エントリーレベルのMobileおよびデスクトップ向けに投入し、45nmプロセス世代の“Bonnel”や32nmプロセス世代の“Saltwell”を置き換えられる。この“Silvermont”世代のAtomに関する資料が明らかになった。
Intel 22-nm atom with four cores end before 2013(ComputerBase.de / ドイツ語)
AMD's Initial Lineup of FX-Series "Vishera" Chips to Consist of Three Models.(X-bit labs)
来年、IntelはAtomを22nmプロセスの新アーキテクチャである“Silvermont”に切り替える。この新型Atomは組込み向け、エントリーレベルのMobileおよびデスクトップ向けに投入し、45nmプロセス世代の“Bonnel”や32nmプロセス世代の“Saltwell”を置き換えられる。この“Silvermont”世代のAtomに関する資料が明らかになった。
“Silvermont”世代のAtomは“Bay Trail”プラットフォームの構成要素として提供され、SoC(Systems on Chip)という形で登場する。“Silvermont”世代のAtom―“ValleyView”は投入する市場により4種のバリエーションがあり、産業向けの“ValleyView-I”、小型デバイス向けの“ValleyView-T”、デスクトップ向けの“ValleyView-D”、ネットブック向けの“ValleyView-M”が予定されている。CPUコアは1,2,4-coreで、L2キャッシュは1コア当たり512kBが搭載される。“ValleyView”のコア周波数は1.20GHz~2.40GHzとなる。機能としてはIntel 64, Execute disable bit、仮想化に対応する。
今までの“Pineview”や“Cedarview”がそうであったように、“ValleyView”もGPUを内蔵し、さらに動画エンコード・デコード機能を備える。GPUは第7世代のものとなり、Execution Unitを4基備える。これにより、Atom E600 seriesと比較して4~7倍のGPU性能を実現するとしている。さらにデコードエンジンとしてVXD392を搭載し、VC1/WMV9, MPGE1, MPGE2, MPEG4, H.264のデコードとMPEG2, H.264, VP8のエンコードに対応し、幅広い動画形式の支援を行う。
“ValleyView”のメモリコントローラはSingle-channelまたはDual-channelで、DDR3L-1066 / 1333またはLPDDR2-800を最大8GBまで搭載できる。その他の統合される機能としては、Inel HD or low-power audio、カメラインターフェース、イメージコプロセッサ、PCI-Express 2.0インターフェース、セキュリティエンジンなどがあり、サポートされるI/OとしてはS-ATA 3.0Gbps, USB 2.0/3.0, SDIO, SPI, I2C, I2S, UARTがある。
パッケージは2種類が用意され、27×25mmのType 3と17×17mmのType 4がある。Type 3は2ch DDR3Lに対応し、2基のS-ATAポートとGigabit Ethernetを有する。加えてType 3ではSingle-channel動作とした場合に限りECCメモリにも対応できる。
Type 4は電力効率に最適化したものとなり、メモリは1ch LPDDR2に対応、S-ATAポートは1基となる。またGigabit Ethernetには対応しない。
“ValleyView”は2013年第4四半期予定である。
ComputerBase.deに多数のスライドが掲載されています。
“ValleyView”は22nmプロセスで製造され、“Silvermont”と呼ばれる新アーキテクチャを使用します。コア数は1-core, 2-core, 4-coreのいずれかとなり、L2キャッシュは512kB/coreとなります。周波数は1.20GHz~2.40GHzの範囲で提供されます。
“Pineview”や“Cedarview”のように、“ValleyView”も多数の機能を1つのチップにまとめたSoCとして提供されます。GPUは第7世代のものでExecution unitを4基備え、加えて動画支援機構を搭載します.。
(追記:2012年8月30日23時06分)
Intel Atom SoC roadmap leaked, details Bay Trail / Valleyview(HEXUS)
“ValleyView”は1から4の22nmプロセスの“Silvermont”コアを搭載する。CPUコアの周波数は1.20~2.40GHz、それぞれのCPUコアは512kBのL2キャッシュを搭載する。
“ValleyView”に搭載されるGPUはIntel Gen.7 Graphics Engine―つまり“IvyBridge”に搭載されているHD 4000やHD 2500に似たものとなるが、Execution Unitの数は減らされており、スライドでは4基のExecution Unitが搭載されると記述されている。
初出時の訳ではIntel Gen.7 Graphics Engineがどういったものかが分かりにくくなっていましたが、これは基本的には“IvyBridge”で搭載されているHD 4000やHD 2500と同系列のもののようです。
現行の“Cedarview”ではPowerVR系のGPUを搭載していましたが、次の“ValleyView”では(“Cedarview”世代のPowerVR系GPUは)継承されないことになります。
