北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
How Intel Xeon Phi Got its Codenames(VR-Zone)

コードネームがどのようにして決定されるのか、気になることはあるだろう。IntelがTexas Advanced Computing Centerで開催したイベントで同社の代表がXeon Phiのコードネームについて語ってくれた。

まずMIC(Many Integrated Core)プロジェクトというのはIntelのR&D group内で走っていた複数のプロジェクトを一本化したものである。これらのチームのメンバーはTeraScaleや“Larrabee”、Cloud Computerといった複数の異なるプロジェクトから集められて構成されている。
 
他のプロジェクトでもそうであるが、既にXeon Phiとして開発が完了したのは3種類であるが、このコードネームを選択するというのは簡単な事ではない。Intelの幹部や技術者はVR-Zoneとの会話の中で語ってくれたが、コードネームの付与はプロジェクトの中で最も困難な事かもしれないとも言われる。まず実際の製品名を使ってはならず、一方でコピーライトの問題もクリアしておく必要がある。

“Larrabee”のシリコンのコードネームは“Auburn Isle”であった。これに続くXeon Phiのコードネームは、最初のシリコンが“Knight Ferry”、Pre-prodcution siliconとなるのが“Knight Corner”、実際に製品版として出荷されるもので2013年に予定されているものが“Knight Landing”である。

“Knight Ferry”、“Knight Corner”、“Knight Landing”の3種類のコードネームは北カリフォルニアのFolsom湖からとられている。Folsomにたどり着くと分かるが、まず“Ferry”があり、次いで“Corner”を見ることになり、“Landing”に至ることになる。“Ferry”と“Landing”はカリフォルニアの地名であり、“Corner”はこれら2つの地を結ぶ橋である。

PC関係のニュースを見ていれば、コードネームは割と身近に感じる存在です。実際に出ている製品においても、例えばCPUではその世代を語るのにコードネームは便利な存在です。
IntelやAMDのCPUに関して言えば地名からとられることが多いようで、例えばPentium 4である“Willamette, Northwood, Prescott”はいずれもアメリカの地名、Pentium Mの“Banias, Dothan”はイスラエル地域の川の名前です。Athlon64の“NewCastle, Winchester, SanDiego, Venice”あたりは言うまでもなく都市の名前です。

変わり種を挙げるとデスクトップ向けK10系の“Agena, Deneb, Thuban”はいずれも星の名前です。VIA CPUの“Joshua, Samuel, Ezra, Nehemiah, Esther, Isaiah”は旧約聖書に出てくる預言者からとられています。
中には“Excalibur”(2008年頃に聞かれたS3のGPUのコードネーム)や、“Orochi”(AMDの8-core版“Bulldozer”のダイのコードネーム)のようないかにもなものもあります。

このようにコードネームを並べてみるのはなかなかおもしろいものです。