北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
ASUS GeForce GTX Titan Has The Same Clocks As GTX 690 and 512-bit interface?(Videocardz)
NVIDIA GeForce Titan Listing Reveals 6 GB (512-bit) Memory, 915 MHz Core and 1019 MHz Boost Clocks(WCCF Tech)

Austin COMPUTERSというオーストラリアのオンラインショップがGeForce GTX Titanの周波数を明らかにした。

明らかになったのはASUSのGeForce GTX Titanの周波数で、おそらくはリファレンスデザインに準拠したものと思われる。その周波数の数字であるがGeForce GTX 690と同じ数字で、コア周波数が定格:915MHz / Boost:1019MHz、メモリ周波数が1502MHz(6008MHz)となっている。2週間ほど前にSweClockersなどで言われていた732MHzという周波数と比較するとだいぶ高い数字である。
 
さらに、今回はコアとメモリの周波数に加え、メモリインターフェースに関しても512-bitという記載がされている。ただ、これに関しては単なる誤植の可能性もあるのではないかと考えている。

スペックを以下に掲載します。


GeForce GTX TitanGeForce GTX 690GeForce GTX 680
コア/プロセスGK110/28nmGK104/28nm×2GK104/28nm
SMX数14168
CUDA core数268830721536
TMU数224256128
コア周波数Base:915MHz
Boost:1019MHz
Base:915MHz
Boost:1019MHz
Base:1006MHz
Boost:1058MHz
搭載メモリGDDR5 6GBGDDR5 4GBGDDR5 2GB
メモリ周波数1502MHz
(6008MHz)
1502MHz
(6008MHz)
1502MHz
(6008MHz)
メモリインターフェース512-bit?256-bit×2256-bit
ROP数64?32×232
TDP
PCIeコネクタ
235~300W
6-pin+8-pin
300W
8-pin×2
195W
6-pin×2
出力DL-DVI×2, HDMI, DisplayPort 1.2DL-DVI×3, mini-DisPlayport 1.2DL-DVI×2, HDMI, DisplayPort 1.2
価格$899$999$499


なんとなくGeForce GTX 690の数字をそのまま引っ張ってきただけのようにも思えます。特にメモリインターフェースに関してはTeslaが384-bitであるのにGeForce GTX Titanで512-bitにしてくるのは考えにくく、メモリ容量6GBという情報とも合わなくなってきます。

画像出力は前回の情報ではDVI×2, HDMI×1, DisplayPort×1となっていましたが、今回の情報ではDVI×3, Mini-DisplayPort×1となっています。



This is Titan! Yeah, first real numbers!(OBR-Hardware)

OBR-HardwareではGeForce GTX Titanのものだという3DMarkのスコアが掲載されています。
以下にそのスコアを抜粋します。

GeForce
GTX Titan
GeForce
GTX 690
GeForce
GTX 680
Radeon HD
7970 GHz
3DMark
Fire Strike
X4870X5060X2955X3401
3DMark 11X5495X5871X3299X3267


少し前にGeForce GTX Titanの3DMark 11のスコアとしてX7107という数字が報じられたことがありましたが、今現在ではX7107という数字はフェイクだと考えられています(GeForce GTX 690をオーバークロックして出した数字と言われている)。
今回のQB・・・もとOBRovskyの数字は前回のものと比べると幾分トーンが低く、スコアも3DMark11でX4870とGeForce GTX 690よりもやや下の数字となっています。今まで出たスペックから推測できる範囲では、今回の数字の方がより現実的な印象です。

また、先日の基板の写真に関してもOBRではGeForce GTX 285/275の写真を流用した偽物であると指摘しています。

(過去の関連エントリー)
徐々に明らかになるGeForce GTX Titanの姿(2013年2月9日)
GeForce Titanのメモリ容量は6GB(2013年2月5日)
GK110を搭載するGeForce GTX 780 Titanの3DMark 11のスコアがリーク(2013年2月2日)


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コメント
この記事へのコメント
132134 
732MHzで235Wはtesla1の数字をそのまま持ってきた感じだったからなあ。
今回の周波数だと235Wは無理だろうな。スコアはobrの数字を出せるだろうけど。
2013/02/11(Mon) 19:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132135 
今回のはスペックとベンチの結果が概算で一致するから
前回のお花畑過ぎるリークよりは信憑性高そう

それにしても、690から大きく下回らないように盛りまくってるな…
こりゃ480の再来だな
2013/02/11(Mon) 19:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132139 
OBRのだと680比166%で690比95%ってことになるな
2013/02/11(Mon) 21:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132141 
690のコアを改良して一つにまとめただけじゃないの・・・?
2013/02/11(Mon) 23:04 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132144 
680に対してはスペック差通りのスコア差だが
690に対してはスペック差以上のスコア差になってるな
SLiの効率の分縮まってるのだろう
2013/02/12(Tue) 00:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132159 
132144
正確なスペックまだ分かってないような。
でも3DMark11と比べてFire Strikeはまだ690の最適化が進んでないような伸びの悪さも見えますね。
2013/02/12(Tue) 13:18 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132160 
>132141
512bitだから?計588mm2のダイサイズ・・・はないか。
2013/02/12(Tue) 13:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
132235 
Keplerと同じなら、DirectCompute使った際にはトランジスタ数に応じた性能はでないって事だな。
MME使った際の分岐も24クロックと遅いままだろうし、早くアーキテクチャを一新してほしいな
2013/02/14(Thu) 10:16 | URL |   #-[ 編集]
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