北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
AMD to launch Beema and/or Mullins core on April 29?(CPU World)
Guess What’s Coming Soon!(AMD / ティザーページ)

“Guess What’s Coming Soon!”と題されたAMDのティザーページが掲載されている。そして4月29日に何かしらの新製品のローンチがありそうである。ティザーページには見知らぬダイが描かれている。さらにローンチ時間がカウントダウンされており、約1日の後に何かがローンチされることを表している。そしてこの見知らぬダイであるが、現行世代のSoCである“Kabini”によく似ているのである。
 
ダイの上方に配置されているのはContact Padであり、その左側にはmemory contact padが配置されている。一段下にはL2キャッシュと関連ロジックからなるエリアがある。L2キャッシュの下には4基のCPUコアがあるが、暗くなっておりダイの様子は分からない。GPUはCPUコアの左側から下側にかけての領域に広がっている。そして全体を見渡すと現行の“Kabini”とこの正体不明のコアは多くの類似点がある。つまり“Beema”は“Kabini”のコアを改良し、IPCとグラフィック性能の向上を図ったものであるが、完全に再設計したものではないということになりそうだ。結果としてCPU性能とGPU性能の向上が期待できるものになるだろうが、実際の性能向上幅がどれほどのものかはまだ分からない。また“Beema”の個々のSKUに関する情報も現段階では限定的である。DellのInspiron 15-3541ノートPCの資料ではA6-6310, A4-6210, E2-6110, E2-6010の4種類の名が記されていた。また別の噂ではAMDは2-coreモデルとしてE1-6100とE1-6050を、4-coreモデルとしてA8-6500, A6-6400, A4-6300, E2-6200を投入すると言われている。

タブレット向けの“Mullins”では3種類―A10L-670T, A4L-640T, E1L-620Tの3種類を用意するという。E1L-620Tは2-coreでL2キャッシュ容量は1MB、A4L-640TとA10L-670Tは4-coreでL2キャッシュ容量は4MBになるという。

ティザーページのカウントダウンは日本時間の2014年4月29日14時に0となるよう設定されており、このタイミングで何かしらの新製品が登場しそうです。カウントダウンの下に問題となるダイが描かれていますが、“Kabini / Temash”とよく似ていると指摘されており、ローンチされるのが“Kabini / Temash”の改良版にあたる“Beema / Mullins”ではないかと推測されています。

CPU Worldの最後の段落ですが、A10L-670TとA4-670TがCPU Worldの記載通りL2=4MBとすると“Kabini”からL2キャッシュ容量が倍増されたことになりますが、ティザーページのダイ写真から判断する限りでは“Kabini”からキャッシュ容量が増やされた様子は明らかでなく、単純にL2=2MBの間違いの可能性もあります。

(過去の関連エントリー)
“Beema”とされるAPUが姿を現す―出荷も既に開始されている模様(2014年4月18日)

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コメント
この記事へのコメント
143567 
>上方門限段階
#情報も現段階

でしょうか。。。
2014/04/28(Mon) 17:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
143569 
最も重要なのはHSAに対応しているか否か
NOなら待たずに現行モデル買ってもいいかも…
2014/04/28(Mon) 19:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
143571 
門限があるってことは、深夜販売は当然ないのだろうと。
2014/04/28(Mon) 20:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
143599 
>題写真
#ダイ(die)写真
ですね。
2014/05/01(Thu) 15:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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