北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Intel Xeon E5-4600 v3 SKUs to launch in Q2 2015(CPU World)

今秋、Intelは“Haswell”をベースとするXeon E5 series―“Haswell-EP”をリリースした。秋に発表されたのは1-way向けと2-way向けであった。そして来年に入るとIntelは4-way向けのXeon E5―Xeon E5-4600 v3 seriesを投入する。秋に発表されたXeon E5-2600 v3 series同様、Xeon E5-4600 v3 seriesは“Haswell”アーキテクチャをベースとし、コア数の増加とL3キャッシュの増量、DDR4メモリコントローラの搭載、FMA, AVX命令への対応などの特徴を引き継ぐ。Xeon E5-4600 v3 seriesはC610 chipsetと組み合わされ、Socket2011-3を使用する“Grantley-EP”プラットフォームに対応する。Xeon E5-4600 v3 seriesは2015年第2四半期に登場するが、現時点でその詳しいスペックは明らかになっていない。しかし、今回Xeon E5-4600 v3 seriesのモデルナンバーが明らかになった。
まずローエンドのBasicに区分されるSKUであるがXeon E5-4610 v3が充てられる。Xeon E5-4610 v3はXeon E5-4603 v2やXeon E5-4607 v2の置き換えとなる。
続いてミドルレンジのStandardにはXeon E5-4620 v3, E5-4640 v3が投入される。そしてハイエンドのAdvancedにはXeon E5-4650 v3, E5-4660 v3が投入される。


最適化型(Opitimized)のSKUとしては4モデルが用意される。現行世代のXeon E5-4600 v2 seriesでOptimizedのSKUに該当するのは8-coreで高周波数のXeon E5-4627 v2のみであった。Xeon E5-4600 v3でも同様のモデルがXeon E5-4627 v3として投入される。これらに加え、Xeon E5-4655 v3, E5-4667 v3, E5-4669 v3が予定されている。

個々の詳しいスペックについては分かりませんが、一部についてはある程度のコア数を推測することはできます。“Basic”はローエンドモデルでおそらくは4-coreまたは6-coreで周波数の比較的低いのものが投入されるでしょう。“Standard”に位置するモデルはSCCのダイが充てられ6-coreまたは8-coreとなるはずです。モデルナンバーの数字が20離れていることから、Xeon E5-4620 v3が6-core、Xeon E5-4640 v3が8-coreという予想もできるでしょう。そして“Advanced”には10-core以上のものが投入されると見込まれます。
ただ、Xeon E5-2600 v3 seriesと比較するとXeon E5-4600 v3 seriesはそれ程上の方にラインナップが伸びていない印象で、12-coreを超えるHCCのダイを使う製品が投入されるかどうかは微妙です(MCCのダイで12-coreの製品がXeon E5-4600 v3 seriesの最大コア数となる可能性がある)。

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