NVIDIA Announces Quadro M6000 & Quadro VCA (2015)(AnandTech)
NVIDIA Quadro M6000 GPU with 12GB VRAM goes official(VR-Zone)
NVidia Launches Quadro M6000 Professional Graphics Card(CPU World)
NVIDIA announces Quadro M6000(VideoCardz)
GeForce GTX Titan Xに続き、NVIDIAはGM200を使用するProfessional向けグラフィックカードとしてQuadro M6000を発表した。
Quadro M6000はフラッグシップとなるQuadroカードで、ラインナップの最上位となる。このローンチが興味深いのは、フラッグシップのQuadroがフラッグシップのGeForceとここまで近い時期にローンチされたのは今までに無いことであることだ。QuadroはGeForceの数ヶ月後に登場するのが通例であるが、今回においてはProfessionalユーザーも早期にNVIDIAの最高のハードウェアを用いることができる。
NVIDIA Quadro M6000 GPU with 12GB VRAM goes official(VR-Zone)
NVidia Launches Quadro M6000 Professional Graphics Card(CPU World)
NVIDIA announces Quadro M6000(VideoCardz)
GeForce GTX Titan Xに続き、NVIDIAはGM200を使用するProfessional向けグラフィックカードとしてQuadro M6000を発表した。
Quadro M6000はフラッグシップとなるQuadroカードで、ラインナップの最上位となる。このローンチが興味深いのは、フラッグシップのQuadroがフラッグシップのGeForceとここまで近い時期にローンチされたのは今までに無いことであることだ。QuadroはGeForceの数ヶ月後に登場するのが通例であるが、今回においてはProfessionalユーザーも早期にNVIDIAの最高のハードウェアを用いることができる。
Quadro M6000はGM200の全機能が有効とされたグラフィックカードとなる。CUDA core数は3072で最高周波数は1140MHzである。単精度浮動小数点演算性能は7TFlopsである。一方倍精度浮動小数点演算性能は219GFlopsにとどまる。またGM200は前世代のGK200と比較してROPクラスタの数が倍の96となっており、Pixel throughputは2倍となっている。
Quadro M6000ではQuadro seriesで初めてGPU Boost technologyがもたらされる。M6000では10段階のboost statesがあり、最速の状態が1140MHz動作の状態で、この時に7TFlopsの演算性能を実現する。
Quadro M6000はGDDR5 12GBを搭載する。メモリの周波数は1650MHz(6600MHz)で、317GB/secのメモリ帯域を実現する。過去のハイエンドQuadroカードと同様にメモリのECC protectionに対応し、メモリの帯域とトレードオフになるがメモリエラーからのより良い保護を実現する。
ディスプレイ出力は4画面に対応し、4つのDisplayPortにより4K 60Hz×4画面に対応できる。またNCENC encoder chipにより、HEVCコーデックを用いたリアルタイム録画が可能である。NVIDIAは同時にQuadro VCAを発表している。Quadro VCAはネットワーク接続のレンダリングサーバーで、8基のGM200ベースGPUを搭載している。
Quadro M6000のスペックは以下の通りです。
Quadro | GeForce | |||
M6000 | K6000 | GTX Titan X | ||
コア・プロセス | GM200 28nm | GK110 28nm | GM200 28nm | |
SMM/SMX数 | 24 | 15 | 24 | |
CUDA core数 | 3072 | 2880 | 3072 | |
TMU数 | 192 | 128 | 192 | |
コア周波数 | Base | ***MHz | 900MHz | 1000MHz | Boost | 1140MHz | ― | 1075MHz |
搭載メモリ | GDDR5 12GB | GDDR5 12GB | GDDR5 12GB | |
メモリ周波数 | 1650MHz (6600MHz) | 1500MHz (6000MHz) | 1753MHz (7012MHz) | |
メモリインターフェース | 384-bit | 384-bit | 384-bit | |
ROP数 | 96 | 48 | 96 | |
TDP | 250W 6-pin + 8-pin | 225W 6-pin×2 | 250W 6-pin + 8-pin |
GM200を使用するQuadro M6000が発表されました。周波数は異なりますが同じコアを使用するGeForce GTX Titan Xとよく似たスペックを有しています。Quadroの上位カードではあるものの、倍精度浮動小数点演算性能が単精度浮動小数点演算性能の1/32となっており、GM200そのものが倍精度浮動小数点演算ユニットを有していないことの裏付けとなっています(先代のGK110は単精度浮動小数点演算性能の1/3の倍精度浮動小数点演算機能を有していた)。

この記事へのコメント
M6000って型番を見て一瞬モバイル向けかと思った
ややこしいな
ややこしいな
2015/03/23(Mon) 01:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
Quadro K6000のスペック間違ってませんか?
メモリは6GBじゃなくて12GBだと思うのですが…
間違ってたらすみませんm(_ _)m
メモリは6GBじゃなくて12GBだと思うのですが…
間違ってたらすみませんm(_ _)m
2015/03/23(Mon) 20:17 | URL | LGA774 #-[ 編集]
K6000の搭載メモリは6GBじゃなくて12GBですよ。
2015/03/23(Mon) 21:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
スペックはXとほぼ同一か。けどこっちの方が冷えが良いとか何だとか。
2015/03/24(Tue) 08:32 | URL | LGA774 #-[ 編集]
メモリ周波数のところの1650MHzと6600MHzの違いの詳細を教えていただけませんでしょうか。
2015/03/24(Tue) 12:20 | URL | LGA774 #-[ 編集]
倍精度219GFlopsって…
もうXeonやOpteronで計算するのと変わらないくらい落ち込むのな
そりゃTeslaなんて出せるわけがないわ
もうXeonやOpteronで計算するのと変わらないくらい落ち込むのな
そりゃTeslaなんて出せるわけがないわ
2015/03/25(Wed) 12:29 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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