北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Skylake-S desktop coming by October(Fudzilla)

今年のIntel Developers Forumは例年通りの9月中旬ではなく8月中旬に開催される。この理由の1つがデスクトップ向け“Skylake”のローンチかもしれない。

Intelはデスクトップ向けの“Skylake-S”を8月から10月の期間にローンチすることを計画している。“Skylake-S”は2-coreまたは4-coreで、生産は6~7月に開始される見込みだ。“Skylake-S”はデスクトップ向けに倍率ロックフリーのモデルとして登場し(おそらく全部が倍率ロックフリーというわけではないだろう。従来通り倍率ロックフリーのものもあるという程度の意味合いと思われる)、TDPは65から95Wとなるが、一部はAll-in-one向けに35Wのモデルも用意される。
 
一方、“Broadwell”はTDP65Wで6月のおそらくはComputexの時期に登場する。最上位モデルはCore i7 5775Rで周波数は定格3.30GHz / Boost 3.80Ghzである。L3キャッシュ容量は6MB、メモリはDDR3L-1600に対応し、iGPUとしてIris Pro 6200 graphicsを内蔵する。

FudzillaではCore i7 4790Kよりも高い周波数で動作するCore i7 5770Kの登場を期待しているが、今のところこのような名のCPUの話は出てきていない。またFudzillあではIntelが1364 pinの新Socketを用意するとして驚愕している。というのも、Intelは“Skylake”も同じLGA1150を使用すると述べていたからだ。これが嘘でないとすると、Socket1150版の“Skylake-S”の他に、LGA1364版の“Skylake-S”も存在することになるだろう。

最後の段落の1364pin云々はデスクトップ向けのBGAパッケージであるBGA1364を見間違えたものと思われます(本当にLGA1364なんて物が出たらTriple-channel memoryを期待してしまう)。“Skylake-S”のSocketはLGA1151であると言われており、おそらくLGA1156→LGA1155→LGA1150の流れをくんだ形状のSocketとなり、これらに対応するCPUクーラーであれば“Skylake-S”のLGA1151でも使用できるのではないでしょうか。



◇“Skylake”世代のノートPCはより薄くなる
Skylake notebooks to get thinner(Fudzilla)

ノートPC向けの“Skylake”はSoCの消費電力が60%低減され、HD動画再生が35%長い時間可能となる。

ノートPC向け“Skylake”は2015年後半―おそらくは2015年第4四半期に登場すると思わ、Core MおよびCore i7 6000Uとして登場するだろう。そしてIntelはパートナーに“Skylake”世代のノートPCは現行よりもさらに薄くすることが可能だと説明している。

Intelは“Skylake”世代のノートPCで、35Whr 500Whr/L 10Kmm2から25Whr 500Whr/Lとすることにより、厚さを最大1mm削減できると見込んでいる。

またIntelは“Skylake”世代で25Whrバッテリーとすることにより最大50gの重量低減を見込んでいる。そして全体のデザインはよりスリムにできるだろうとしている。しかし、0.3mmの厚さの低減は、スクリーン(ガラス+タッチパネル+ディスプレイ)の薄型化によるものである。

“Skylake”世代のノートPCではWiDi 6.0とWiGigドック機能が搭載され、さらにA4WPの名で知られるWireless charging機能にも対応する。

1mmや50gという数字は小さなものですが、これに各ベンダーが工夫を凝らすことでより洗練したノートPCが各社から登場することになるのでしょうか。いずれにせよ“Skylake”世代でも引き続き消費電力削減の方向に動くのは間違いなさそうです。

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コメント
この記事へのコメント
147632 
WiGig楽しみだな~
2015/03/27(Fri) 14:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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