北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Bits and pieces: Xeon E7-8895 v3 spotted; Intel lists Skylake-S models(CPU World)
Intel quietly introduces faster semi-custom 18-core Xeon E7 processor(KitGuru)
Intel(R) Xeon(R) Processor E7-8895 v3 (45M Cache, 2.60GHz)(Intel ARK)

6月22日の週の初めにIntelはProduct Chance Notification Document (PCN113879-00) を発行し、トレイで出荷されている製品の新パッケージオプションを掲載した。そしてこの中にはいくつかのまだ知られていないOEM向けCPUが掲載された。

PCN113879-00では未発表の“Skylake”ベースのCPUが10種類掲載されていた。掲載されていたのはCore i5 6400, i5 6400T, i5 6500, i5 6500T, i5 6600, i5 6600K, i5 6600TとCore i7 6700, i7 6700K, i7 6700Tである。これらのCPUのモデルナンバーは今まで“Skylake”のものとして報じられてきたものと合致する。
 
知られていないOEM向け製品としては最近ローンチされたXeon E3-1200 v4の一員としてXeon E3-1270L v4があり、“Haswell-EX”としてはXeon E7-4805 v3, E7-8892 v3, E7-8895 v3が記されていた。Xeon E3-1270L v4とXeon E7-4805 v3, E7-8892 v3についてはそのスペックは不明であるが、Xeon E7-8895 v3についてはIntel ARKのデータベースにスペックが掲載されていた。

Xeon E7-8895 v3は“Haswell-EX”のフラッグシップとして位置づけられているXeon E7-8890 v3よりもさらに上のモデルとなる。Xeon E7-8895 v3とE7-8890 v3はともに18-coreでHyperThreading technologyにより36-thread駆動に対応する。L3キャッシュ容量は45MB、対応メモリはDDR3-1600またはDDR4-1866である。Xeon E5-8895 v3の周波数は2.60GHzでXeon E7-8890 v3よりも100MHz高い。またTurboBoost technologyによるBoost時の最高周波数もXeon E7-8890 v3が3.30GHzであるのに対し、E7-8895 v3は3.50GHzと高く設定されている。その分TDPも高く設定されており、Xeon E7-8895 v3のTDPは175Wとなる。Xeon E7-8895 v3はSocket2011-1に対応、現在Oracle Server X5-4, Server X4-4, Server X4-8に使用される形で出荷されている。

◇Xeon E7-8800/4800 v3 series(Haswell-EX / 22nm /8-way,4-way / LGA2011)
  E7-8895 v3 18-core 2.60GHz L3=45MB TDP175W DDR4-1866/DDR3-1600
  E7-8893 v3 4-core 3.20GHz L3=45MB TDP140W DDR4-1866/DDR3-1600 $6841
  E7-8891 v3 10-core 2.80GHz L3=45MB TDP165W DDR4-1866/DDR3-1600 $6841
  E7-8890 v3 18-core 2.50GHz L3=45MB TDP165W DDR4-1866/DDR3-1600 $7175
  E7-8880L v3 18-core 2.00GHz L3=45MB TDP115W DDR4-1866/DDR3-1600 $6062
  E7-8880 v3 18-core 2.30GHz L3=45MB TDP150W DDR4-1866/DDR3-1600 $5896
  E7-8870 v3 18-core 2.10GHz L3=45MB TDP140W DDR4-1866/DDR3-1600 $4672
  E7-8867 v3 16-core 2.50GHz L3=45MB TDP165W DDR4-1866/DDR3-1600 $4672
  E7-8860 v3 16-core 2.20GHz L3=40MB TDP140W DDR4-1866/DDR3-1600 $4060
  E7-4850 v3 14-core 2.20GHz L3=35MB TDP115W DDR4-1866/DDR3-1600 $3004
  E7-4830 v3 12-core 2.10GHz L3=30MB TDP115W DDR4-1866/DDR3-1600 $2169
  E7-4820 v3 10-core 1.90GHz L3=25MB TDP115W DDR4-1866/DDR3-1333 $1502
  E7-4809 v3 8-core 2.00GHz L3=20MB TDP115W DDR4-1866/DDR3-1333 $1224
  ※全モデルHyperThreading technology対応

・・・さすがにこんな超弩級のCPUを個人で使う人はいないでしょう。

(過去の関連エントリー)
“Haswell-EX”―Xeon E7-8800/4800 v3 seriesが正式発表される(2015年5月7日)

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コメント
この記事へのコメント
148742 
100万円が端金だと思えるような金持ちなら分からんぞ
でもこれX99で動かせるのかねE7はマルチCPU前提とか聞いたことあるが
2015/06/29(Mon) 03:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148754 
Oravle->Oracle
ってことですね。
個人で買うならE5がいいとこ。
2015/06/29(Mon) 16:50 | URL | _ #-[ 編集]
148758 
実際E7を買うとしても使えるマザーが●かTyanの特殊形状のしか無いような
メーカーのラックサーバのほうがまだ機能的にも選択肢が多いのでは
2015/06/29(Mon) 20:16 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148770 
>148742
ピン数同じでも配置違いだから無理
E5は2011-3、E7は2011-1
2015/06/30(Tue) 18:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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