Model numbers of integrated Skylake graphics units(CPU World)
8月と9月に、Intelは“Skylake”世代のデスクトップ及びMobile向けCPUをリリースする。“Skylake”世代のCPUはいくつかの改良・拡張が行われるが、最も目を引くのは主にiGPU周りである。初期の報道では“Skylake”世代のiGPUは最大で72基のExectuion Unitを搭載すると言われ、“Broadwell”のIris Pro 6200と比較し50%の増加になるとされていた。そして“Skylake”では4種類のiGPUが用意され、エントリーレベルのGT1から最上位のGT4があり、その中間にGT2とGT3がある。GT2のExecution Unitは24、GT3は48である。
iGPUのグレードと性能を明確にするため、“Skylake”のiGPUのブランドは引き続き“HD graphics”、“Iris”、“Iris Pro”が用いられる。ここまでは現行世代と同様である。そしてブランドの後にナンバーも振られ、おおざっぱにiGPUの機能と性能を比較できる様になっている。しかし、このナンバーが今までとは若干異なっている。
8月と9月に、Intelは“Skylake”世代のデスクトップ及びMobile向けCPUをリリースする。“Skylake”世代のCPUはいくつかの改良・拡張が行われるが、最も目を引くのは主にiGPU周りである。初期の報道では“Skylake”世代のiGPUは最大で72基のExectuion Unitを搭載すると言われ、“Broadwell”のIris Pro 6200と比較し50%の増加になるとされていた。そして“Skylake”では4種類のiGPUが用意され、エントリーレベルのGT1から最上位のGT4があり、その中間にGT2とGT3がある。GT2のExecution Unitは24、GT3は48である。
iGPUのグレードと性能を明確にするため、“Skylake”のiGPUのブランドは引き続き“HD graphics”、“Iris”、“Iris Pro”が用いられる。ここまでは現行世代と同様である。そしてブランドの後にナンバーも振られ、おおざっぱにiGPUの機能と性能を比較できる様になっている。しかし、このナンバーが今までとは若干異なっている。
“SandyBridge”世代ではHD graphics 2000とHD graphics 3000として投入された。そして“IvyBridge”になるとそれぞれHD graphics 2500とHD graphics 4000となり、性能の向上と機能の追加を示した。“Haswell”世代になると4200から5200のナンバーが用いられ、そして“Broadwell”では5300から6300のナンバーが使われている。
ところが“Skylake”はこの流れに従わず、ナンバーは3桁となる。
まず“Skylake”世代のCeleronやPentiumであるが、“HD graphics 510”という名となる。HD graphics 510はデスクトップとMobileの低価格向けCPUに使われるiGPUとなる。なお、“Broadwell”まではPentiumやCeleronのiGPUはナンバーのない“HD graphics”であった。
Core Mで用いられるiGPUは“HD graphcis 515”である。“U series SoC”はCore Mよりも高い消費電力帯となるが、その分iGPUも強力なものとなり、ナンバーも大きな数字が充てられる。“U series”では3種類のiGPUが用意され“HD graphics 520”、“Iris graphics 540”、“Iris graphics 550”がラインナップされる。このうち、HD graphics 520はTDP15WのU seriesのみで用いられる。一方、Iris graphicsはTDP28Wの製品のみで用いられるのではないかとCPU Worldでは考えている。
“H series”では“HD graphics 530”と“Iris Pro graphics 580”となる。そしてこの“Skylake-H”をベースとするXeonはこれらのiGPUのProfessional仕様となり、“HD graphics P530”と“Iris Pro graphics P580”という名になる。
最初に登場するデスクトップ向けの“Skylake”はCore i7とCore i5であるが、これらはGT2 grahpicsを用い、ブランド名は“HD graphics 530”となる。後に登場するCore i3についても同じHD graphics 530が用いられる見込みである。
わかりやすく図にしてまとめると以下の様になるでしょうか。
GT1 | GT2 | GT3/GT3e | GT4e | |
Skylake-S | HD graphics 530 | |||
Skylake-H | HD graphics 530 | Iris Pro 580 | ||
Xeon | HD graphics P530 | Iris Pro P580 | ||
Skylake-U | HD graphics 520 | Iris 540 Iris 550 | ||
Core M | HD graphics 515 | |||
Pentium, Celeron | HD graphics 510 |
“Skylake”世代では4種類のiGPU(GT1, GT2, GT3/GT3e, GT4e)が用意されることは以前より言われており、Core M (Y series) にはGT2が、U seriesにはGT2とGT3/GT3eが、H seriesにはGT2とGT4eが、S series (デスクトップ向け) にはGT2とGT4eが投入されるとも伝えられてきました。この前情報を合わせて作成したのが上記の表となります(そのため、若干の間違いが含まれている可能性はある)。
“Skylake”世代のiGPUは最下位も含め全て500番台で統一され、下2桁が大まかなグレードを表しています。そのため、今までと比較するとだいぶ整理された印象を受けます(これが世代が進むと600番台や700番台になったりするのだろうか?)。

この記事へのコメント
Intel hdとradeon hdをよく見間違うから丁度いい
2015/07/27(Mon) 20:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
HaswellのHD4600より弱そうな感じがするw
HD460とかにしとけばよかったのにね
HD460とかにしとけばよかったのにね
2015/07/27(Mon) 22:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
モデルナンバーのデノミ...
2015/07/27(Mon) 22:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
わかりやすくなった
2015/07/27(Mon) 23:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
LGA1151 版の GT4e はどうなるんでしょう?
Haswell で GT3 が出なかったように
Skylake では無かったことにされる?
Haswell で GT3 が出なかったように
Skylake では無かったことにされる?
2015/07/28(Tue) 00:25 | URL | LGA774 #t50BOgd.[ 編集]
前世代との性能差を誤魔化すために命名法則を崩したとも邪推してしまう
2015/07/28(Tue) 22:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]