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“Broadwell-E”の最上位―Core i7 6950Xは$1500になるかもしれないという噂

2016/01/09(Sat)

10-core Broadwell-E for US $ 1,500, Kaby Lake until 2017（ComputerBase.de）
Intel Broadwell-E Core i7-6950X, Ten Core Processor Rumored To Cost $1500 US – AIBs Ready Refreshed X99 HEDT Boards（WCCF Tech）

次の世代のハイエンドデスクトップ向けCPUである“Broadwell-E”はComputex 2016の時期に登場すると見込まれているが、このほど開催されたCES 2016でその“Broadwell-E”に関する噂が入ってきた。それは“Broadwell-E”の最上位であるCore i7 6950Xは$1500になるかもしれないというものである。

　
Core i7 6950Xは既報通りであれば10-core/20-threadとなり、現行世代である“Haswell-E”最上位のCore i7 5960X（8-core/16-thread）からさらにコアが増加します。Core i7 6950Xの下にはCore i7 6900Kがあり、こちらは8-core/16-threadでCore i7 5960Xよりも周波数が上がる見込みとなっています。そしてさらにその下には6-coreのモデルが2種類用意され、“Broadwell-E”はIntelのハイエンドデスクトップ向けCPUとしては初めて4製品がラインナップされることになります。

4製品となった時にその価格構成がどうなるか、具体的には最上位が$999になって2番目が$799になるのか、あるいは2番目の8-coreはそのまま$999でさらに上に最上位の10-coreが来るのか、という点が議論の種になっていましたが、今回CES 2016で聞かれた噂は後者のようで、現在の3製品ラインナップのさらに上の価格帯が追加される形となるようです。Core i7 6950Xが$1500となった場合は、おそらくCore i7 6900Kが$999の価格帯を引き継ぐことになるでしょう。

◇Core i7 6900/6800（Broadwell-E / 14nm / LGA2011 / 4ch DDR4-2400）
　 Core i7 6950X　10-core/20-thread　3.00GHz/TB 3.50GHz　L3=25MB　TDP140W
　 Core i7 6900K　8-core/16-thread　3.20GHz/TB 3.70GHz　L3=20MB　TDP140W
　 Core i7 6850K　6-core/12-thread　3.60GHz/TB 3.80GHz　L3=15MB　TDP140W
　 Core i7 6800K　6-core/12-thread　3.40GHz/TB 3.60GHz　L3=15MB　TDP140W

CES 2016では“KabyLake”の噂もでていたようで、“KabyLake”は今年中に徐々に出てくるものの、ノートPC向けがまず優先されます。そしてデスクトップ向け＝LGA1151向けはぶっちゃけてしまうと今年はほとんど動きがないだろうと言われており、せいぜい現行の“Skylake”で若干周波数が上がったモデルが出る程度にとどまる模様です。