北森瓦版

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Mobile版“KabyLake”は2016年第3四半期に登場する

2016/03/16(Wed)

Intel Kaby Lake processors to begin shipping in Q3 this year, reveals leaked roadmap（VR-Zone）
Intel Mobile Platform Roadmap Shows Kaby Lake & Cannon Lake Still Coming（Legit Reviews）
Kaby Lake processors will be launched in Q3 2016 （Fudzilla）

BechlifeがIntelのロードマップをリークした。これによるとMobile版の“KabyLake”は2016年第3四半期にローンチされる模様だ。

　
リークしたのは“2016 Mobile Platform Roadmap”と題されたスライドです。このロードマップに描かれているのはU series, Y series, N series, Z series, C seriesの5セグメントのMobile向けProcessorでこのうちC seriesはSoFIAと呼ばれるモデムを統合した製品群となります（現在Atom x3で使われているのがこれ）。

その上のAtom x5, x7を担当するZ seriesは現在“CherryTrail”が充てられていますが、2016年と2017年のちょうど年の変わり目の時期に“Broxton”と呼ばれる新しいSoCが投入されます。その上のN seriesはAtom系コアながらもPentiumやCeleronのブランドで展開されている“Braswell”がそれに相当しますが、2016年第3四半期に“Apollo Lake”と呼ばれるコアが登場します。

本題のCore i U seriesとCore m seriesを担うCore系コアを用いるU series/Y seriesですが、現在は周知の通り“Skylake”がここを担当しています。そして2016年第3四半期に“Skylake”と同じ14nmプロセスの“KabyLake”が登場します。そしてその1年後の2017年第3四半期に10nmプロセスで製造されると言われている“CannonLake”がその後を引き継ぎます。

“KabyLake”については前々からMobile向けのU series/Y seriesが先行するという話は出ており、今回の話はその点ではそこまで新味のある内容ではありません（むしろ、Atom系コアの“CherryTrail”→“Broxton”や“Braswell”→“Apollo Lake”の流れの方が情報が少なかったこともあり、目新しく感じる）。

“KabyLake”がMobile先行という流れは以前の情報でも今回のロードマップでも示されていますが、Mobile向け“CannonLake”についても“KabyLake”のちょうど1年後の2017年第3四半期が予定されており、この“CannonLake”についてもMobile向け先行となりそうな気配があります（デスクトップ向け“KabyLake”は2017年初めであり、第3四半期だとやや間隔が詰まりすぎる。またMobile向けを完全に先行させた14nmの例もある）。