Now Shipping: AMD Radeon Pro WX Series(AnandTech)
AMD Announces Radeon Pro WX4100, WX5100 and WX7100 Graphics Cards(Guru3D)
AMD Releases New Generation of Radeon Pro Workstation Cards(PC Perspective)
7月にAMDはRadeon Pro WX seriesを発表した。この発表はAMDがProfessionial向けグラフィックカード製品のブランドをFire ProからRadeon Proに変更することを示したとともに、最新世代の“Polaris”アーキテクチャをProfesssional向けに投入することを明らかにしたものだった。しかし7月の時点ではRadeon Pro WX seriesのスペックの全容は明かされておらず、出荷も第4四半期とされた。
そして11月7日、Radeon Pro WX seriesがAMDのパートナー及びリテール向けに出荷され、最終的なスペックも明らかになった。
AMD Announces Radeon Pro WX4100, WX5100 and WX7100 Graphics Cards(Guru3D)
AMD Releases New Generation of Radeon Pro Workstation Cards(PC Perspective)
7月にAMDはRadeon Pro WX seriesを発表した。この発表はAMDがProfessionial向けグラフィックカード製品のブランドをFire ProからRadeon Proに変更することを示したとともに、最新世代の“Polaris”アーキテクチャをProfesssional向けに投入することを明らかにしたものだった。しかし7月の時点ではRadeon Pro WX seriesのスペックの全容は明かされておらず、出荷も第4四半期とされた。
そして11月7日、Radeon Pro WX seriesがAMDのパートナー及びリテール向けに出荷され、最終的なスペックも明らかになった。
AnandTechで指摘されているとおり、Radeon Pro WX seriesは“Polaris”世代のGPUを搭載するProfessional向けグラフィック製品として7月26日に発表されています。この時はコアやメモリの周波数など、一部のスペックは伏せられていました。しかし今回の出荷開始にあたり、伏せられていた一部のスペックについても明らかになった模様です。
Radeon Pro | ||||
WX7100 | WX5100 | WX4100 | ||
GPUコア 製造プロセス | Polaris 10 / 14nm FinFET | Polaris 11 14nm FinFET | ||
Compute unit | 36 | 28 | 16 | |
StreamProcessor | 2304 | 1792 | 1024 | |
コア 周波数 | Base | ****MHz | ****MHz | ****MHz |
Boost | 1243MHz | 1090MHz | 1170MHz | |
搭載メモリ | GDDR5 8GB | GDDR5 8GB | GDDR5 4GB | |
メモリ周波数 | ****MHz (****MHz) | ****MHz (****MHz) | ****MHz (****MHz) | |
メモリインターフェース | 256-bit | 256-bit | 128-bit | |
TDP | 130W | 75W | 50W | |
価格 | $799 | $499 | $399 |
発表時AMDはRadeon Pro WX7100, WX5100, WX4100の演算性能を順に5TFlops以上、4TFlops以上、2TFlops以上としていましたが、最終的には5.7TFlops、3.9TFlops、2.4TFlopsとなっています(Radeon Pro WX7100, WX4100は7月で示したスペックを満たすものとなっているが、WX5100は微妙に届いていない。いろいろと事情があったのだろうか)。使用されるコアは7月にも明らかにされたとおりRadeon Pro WX7100, WX5100が“Polaris 10”、Radeon Pro WX4100が“Polaris 11”となっています。このうちRadeon Pro WX7100は“Polaris 10”のフルスペック仕様で、細かい仕様を除けばRadeon RX 480に近いものとなっています。一方、Radeon WX5100は“Polaris 10”を使用するものの“Polaris 10”が本来有する36基のCompute unitのうち、8基を無効化して28基として使用しています。Radeon RX 470も“Polaris 10”の一部のCompute unitを無効化していますが、こちらは32基のCompute unitが有効となっており、Radeon Pro WX5100はこれよりもさらにカットダウンしたものとなっています(一時期話題になったRadeon RX 470DがこのRadeon Pro WX5100の仕様に近い。6100の数字が使われずに不自然にあいているのはここにCompute unit 32の製品が入る予定があるのだろうか? と勘ぐってしまう方はいるのではなかろうか)。その代わり、Radeon Pro WX5100のTDPは75WとRadeon RX 470よりも低く抑えられ、PCI-Express電源コネクタも不要とされています(元々Professional向け製品の方がコンシューマ向け製品よりもTDPが低く抑えられる傾向はあるが)。
最後のRadeon Pro WX4100は“Polaris 11”のフルスペック仕様の製品で、コンシューマ向けのRadeonにはないものです。またTDPは50WとRadeon RX 460よりも低く抑えられているのも特徴です。
Radeon Pro WX seriesの共通スペックとして、対応APIはDirectX 12, OpenGL 4.5, OpenCL 2.0, Vulkan 1.0が挙げられており、また出力としてDisplayPort 1.4が挙げられHDR対応と記されています(写真を見ると上位2製品はDisplayPortを4基搭載するが、最下位のWX4100はロープロファイル仕様のためかminiDisplayPortを4基搭載している)。解像度5K@60Hzの出力は上位2製品が2本のケーブルで2画面まで、最下位のWX4100は1画面までとなっています。またいずれのカードも1スロット仕様となっています(もともとProfessional向けはTDP150W程度までは1スロットであることも多いが・・・)。
(過去の関連エントリー)
【AMD】Radeon Pro WX7100, WX5100, WX4100とRadeon Pro SSGを発表(2016年7月26日)

この記事へのコメント
電源交換と470導入より後ろの
ロープロ金具ぶった切るのが早いのか?
ロープロ金具ぶった切るのが早いのか?
2016/11/08(Tue) 16:38 | URL | LGA774 #-[ 編集]
旧式スペックPC持ちが望んでる補助電源無しの性能電力ってWX4100くらいなんですよね。
低電力でDQXフルHD10000出ればいいのよ。
低電力でDQXフルHD10000出ればいいのよ。
2016/11/09(Wed) 04:56 | URL | LGA774 #-[ 編集]
日本でも販売開始するみたいだけど
799ドルが109800円。
まぁ取り扱う数も少ないだろうし仕方が無いだろうけどさ。
799ドルが109800円。
まぁ取り扱う数も少ないだろうし仕方が無いだろうけどさ。
2016/11/10(Thu) 22:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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