北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Ryzen 8 Core/16 Thread CPU ES Now Run at 3.6 GHz base, 3.9 GHz Boost(techPowerUp!)
AMD 8-core Ryzen Processor spotted running 3.6 GHz base and 3.9 GHz Turbo(Guru3D)
Ryzen Demo At CES 2017 Was Running At 3.6 GHz Base Clock, F4 Stepping Can Turbo to 4.0 GHz(WCCF Tech)

hardwareluxxがCES 2017のデモで使用されたRyzenのスペックを明らかにした。ここで使用されたRyzenのEngineering SampleはBase 3.60GHz / Boost 3.90GHzのものであったという。New HorizonではRyzenの周波数はBgase 3.40GHz+とされたが、これよりも200MHz高い数字となる。
 
このスペックはRyzenとVegaのデモ機のWindowsシステムページ及びデバイスマネージャのProcessor名から判明した模様です。デバイスマネージャ及びシステムには“AMD Eng Sample 1D3601A2M88F3_39/36_N”と表示されています。この表示は今までの“Zen”のES品に倣っており、前例通りであれば“39/36”がそれぞれBoost時の周波数とBase周波数を示すことになり、Base 3.60GHz/Boost 3.90GHzとなります(以前登場したES品としてはBase 3.20GHz/Boost 3.50GHzの“1D3201A2M88F3_35/32_N”、さらに前の段階のBase 2.80GHz/Boost 3.20GHzの“1D2801A2M88E4_32/28_N”がある。またサーバー向けの“Naples”のES品としては“2S1415A4VIHE4_29/14_N”がある)。

またこのRyzenはF3 steppingであるとされていますが、これも以前のES品の表記から読み取ることが出来ます。周波数を表す2桁/2桁の数字のさらに前の英数字+数字がsteppingを表していると考えられ、今回のもの及び少し前に出てきた3.20GHz/Boost 3.50GHzのES品では“F3”となっています。これよりもう少し前のES品では同じ部分が“E4”となっています。

最終的な製品はF4 steppingで登場すると書かれており、さらなる周波数向上が見込まれ、Boost時の周波数は4.00GHzに達するのではないかと言われています。

今回は周波数もさることながらSteppingの話も興味深いものです。“Bulldozer”世代はややはっきりしませんが、K8やK10では最初はB steppingから始まり、C, D, E…とsteppingを上げていきました。B steppingの頃は性能がたいてい伸び悩む(K8では周波数が上がりづらかった。K10はB2 steppingでTLBエラッタの問題を引き起こし、本格展開はB3 steppingを待たねばならなかった)ことも多かったのですが、steppingを重ねて行くにつれてじわじわと性能を上げていきました。K8では90nm最後のF3 steppingで2-core/3.20GHz/L2=1MB x2/TDP125Wや2-core/3.00GHz/L2=1MB x2/TDP95Wといった製品が出てきています(TDP65Wでも2-core/2.60GHz/L2=1MB x2)。続く65nm世代はG1/G2 steppingとなりTDP65Wや45Wの製品を中心に展開されるようになりました。K10は45nmのC2/C3 steppingで周波数が向上し、最終世代のE0 steppingは6-coreのPhenom II X6となります。

これと比較するとRyzenのF3 steppingというのはずいぶんと世代が進んでいるように見えます(あくまでも見えるだけで、K8やK10と同じsteppingの付け方をしているかどうかは不明。だがF3 steppingの前にE4 steppingというものがあったことは過去のES品の命名を見る限り確かなよう)。それだけ作り込まれているのでしょうか? なおのこと期待は高まります。


コメント
この記事へのコメント
154624 
デモ時の動作周波数はともかく、それが定格なのかって話だよね。
伸びしろがあるなら凄いことだし
カツカツにOCしてたならガッカリだし
2017/01/06(Fri) 23:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154625 
Ryzenのプレビューを出したフランス雑誌の中の人の手元にはF4ステッピングで3.6/4.0GHzのES品があるみたいですね
これでTDP95Wに収まるなら大したもの
自動OC機能はまだ使われてないみたいなのでこちらも楽しみ
2017/01/06(Fri) 23:35 | URL | LGA774 #H6hNXAII[ 編集]
154626 
Jim様様ってことかな
2017/01/06(Fri) 23:50 | URL | LGA774 #KfkS430g[ 編集]
154628 
IPC重視設計だから製品は3GHz前後かと思ったらまさかのブースト4GHz!
期待以上の物が出てきたのはうれしいけどこれ以上は延期せずさっさと出してほしい
2017/01/07(Sat) 00:32 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154629 
高性能なのは結構だけど
価格が500ドルで済むのか心配^^;
2017/01/07(Sat) 01:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154630 
3.2越えればいいと思ってたら3.6か
定格利用の自分にはこれだけあれば十分過ぎる
2017/01/07(Sat) 07:35 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154635 
IPCを考えると4-coreの1クラスターでもBroadwellのCore i7あたりには対抗できそう。周波数がここまであげられるようになったという事は最終段階の調整が近いか、ないしはほぼ完了ってところだろうか。これはAPUまで降りてきた時のこと考えるとIntelさんも本気モードでやらないと日本以外のシェア(どうせブランドしか見ない)や売り上げが下がるぞ。

Vegaもちらちら姿見せてきてるし、AMDの株価が見始めた頃と比べて約6倍だしホントお願いします
2017/01/07(Sat) 19:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154636 
前のリークは3.15GHzでFX8370の約1.5倍とか言っていたから、boostで4GHzまで行くなら6900Kと互角と言うのもあながち嘘ではなさそう
まあ所詮は発売前の情報ですけど
あとは価格と発売日
2017/01/07(Sat) 19:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154638 
確か以前は、新型発売後半年くらいで低消費電力版が出たと記憶している。

これだけチューニングを繰り返すのは、巨人インテルの4コアとのスコア差を、出来る限り引き離したいのだろうか?
やはり目指すは4GHz!だが、特に最新CPUはドライバーの熟成でのスコアアップも忘れずに。

取りあえず4GHzはBoostで達成し、後に定格で実現となるだろう。
進撃の巨人が転進の巨人となるか?
2017/01/08(Sun) 12:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154648 
フルスクラッチCPUだからって事で
本当に初期段階からリセットしないで
順番で付けられているのでは?

※154624
OCデモでもないのに、OCする意味って何?
2017/01/09(Mon) 15:36 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154650 
盛り上がってまいりましたっw

# 結果期待ハズレでコケたらもう立ち直れないだろうな。
2017/01/09(Mon) 17:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154651 
どうせAMDがよいもん作ったら、前ぐらいの圧力でインテルが潰しに来るから平気(諦観
2017/01/09(Mon) 21:22 | URL | LGA774 #-[ 編集]
154654 
>154648
イールドや動作周波数の低さは発売までには定格品で解決されるべき問題として
ひとまずデモをこなせる程度にOCしたES品を6900Kと並べて見せるインパクトは十分あるよ

そもそも製品版とESの動作周波数が同じである方が珍しいのだから
Ryzenにどこまで上積の余力があるのかは全然はかりようがない
2017/01/10(Tue) 00:29 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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