北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
First review of Intel Core i7-8700K leaks out(VideoCardz)
Intel Core i7 8700K Review Leaks Out – The Flagship Coffee Lake 6 Core CPU Is Faster Than The Core i7-7700K and Core i7-7800X at The Same Clocks(WCCF Tech)
Core i7-8700K processor starting test: simple and crude way to soaring performance 40%(Expreview.com)

NDA解禁を10日後に控えた9月26日、Expreview.comがCore i7 8700Kのベンチマークを掲載した。

比較は現在のLGA1151プラットフォーム最上位であるCore i7 7700K、及びLGA2066ながら同じ6-core CPUとなるCore i7 7800Xと行われています。

ベンチマークは3種類のCPUを4.50GHzに周波数を合わせたものと、それぞれの定格周波数で行われたものの二通りの方法で行われています。

ベンチマーク項目は多岐にわたりますが、Gaming, Productivity, Syntheticの3項目に大別されます。そしてそれぞれCore i7 7700Kを100.00%とした場合の相対値がまとめられています。
 
○Gaming
  ・Core i7 7700K:100.00%
  ・Core i7 8700K:101.43%
  ・Core i7 7800X:95.02%

3DMarkや各ゲームタイトルがここに該当する。3DMarkは総合スコアとPhysics scoreはCore i7 8700Kが最も高いスコアを出しているが、Graphics Scoreの落ち込みが見られる(ドライバの関係か?)。ゲームタイトルは5種類で、3種類はCore i7 8700K優位、2種類はCore i7 7700Kが優位である。Core i7 7800XとCore i7 8700Kの比較では4項目でCore i7 8700Kが上回るが、The DivisionだけはCore i7 7700Kとi7 7800Xよりも低いスコアとなっている。とはいえ、The Divisionのスコアの差は三者ともそれほど大きな差ではない。他の4項目は1割程度の差が出ており、タイトルによってCore i7 8700K優位かi7 7700K優位かが割れるようだが、今回行われた中ではi7 8700K優位のものが多いという結果である。

○Productivity
  ・Core i7 7700K:100.00%
  ・Core i7 8700K:108.14%
  ・Core i7 7800X:101.54%

PC Mark10とPC Mark 8がここに該当。PCMark 10のProductivity(と思われる)1項目を除く9項目でCore i7 8700Kが最も高いスコアを出している。

○Synthetic
  ・Core i7 7700K:Singlt-thread 100.00% / Multi-thread 100.00%
  ・Core i7 8700K:Singlt-thread 101.67% / Multi-thread 142.49%
  ・Core i7 7800X:Singlt-thread 90.34% / Multi-thread 167.24%

Sandraやパイ焼き、圧縮・解凍、レンダリングなどがここに該当する。ほぼ全ての場面でCore i7 8700K>i7 7700Kという結果である。対Core i7 7800Xでは多くの場面でi7 8700Kが優位であるが、SandraのMulti-media系スコアではCore i7 7800Xが圧倒している(AVX 512対応の有無が影響?)。

今回のベンチマークは冷却をガッツリ効かせ、TurboBoostが最大限効く環境で行われています。Core i7 8700KはTurboBoostが最大限効く環境においては6-core:4.30GHz / 1-core:4.70GHzまで周波数が上昇します。定格周波数ではCore i7 8700Kが3.70GHz、i7 7700Kが4.20GHzであるので、i7 8700Kはi7 7700K以上にTurboBoostの恩恵を受けられるCPUとなります。逆に冷却がタコでTurboBoostの恩恵が受けられないような状態になると、このスコアも変わってくる可能性があります。これを検証したのが4.50GHzに並べてのベンチマーク計測ですが、Core i7 7700Kを100%とするとGamingは107.08%、Productivityは110.08%、SyntheticはSingle 99.32%/Multi 146.06%となっています。“Productivity”の項目な同じ6-coreのCore i7 7800Xも109.16%とスコアが上昇しているので純粋にコア数の増加が反映されているものと思われます。Gamingの項目もコア数の増加によるスコア増と解釈しても良いかもしれません(Core i7 7800Xが98.16%に落ち込むのはアーキテクチャの違いが影響した?)。Syntheticの項目が一番傾向をよく表しており、Single-threadでは大差なし、Multi-threadではコア数増加の分の恩恵があるという結果となっています(Core i7 7800XはこれにAVX 512の効果が加わる)。

これらを総合すると“Coffee Lake-S”は、Single-threadの性能は同周波数の“KabyLake-S”と同等(CPUアーキテクチャが変わっていないのだから当然と言えば当然)、Multi-threadの性能はコア数の増加の分だけ向上すると言えます。ただし、TurboBoostの効果により周波数が向上する分、Single-thread性能を底上げすることができる、と注釈がつくことになるでしょう(“Coffee Lake-S”や先に発表されたMobile向けのCore i7/i5 8000U series―“KabyLake Refresh”はTurboBoost周りに手が加えられている可能性があるかも?裏付けがとれないので、あくまでも“かも”です 高波ちゃんではない)。


コメント
この記事へのコメント
157902 
高波ちゃんじゃなかったら秋津洲ちゃんですねわかります
2017/09/27(Wed) 02:27 | URL | LGA774 #cLXfrEeo[ 編集]
157906 
実用上は空冷でどこまでTBが効くかが問題になってきそうだが、そこのところは実測する他ないか
2017/09/27(Wed) 12:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157908 
Core i7 8700Kが4.5GHzで走れるのですね。
今年の暖房器具は強そうなので期待してます。
2017/09/27(Wed) 14:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157909 
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1078964.html
ゲームベンチはドライバとWin10の次期大型アプデまで様子見ですかね。
幸いにも日本は発売が遅れるので情報が出回って最適化されたあとに買えるので助かりますね(皮肉)
2017/09/27(Wed) 17:17 | URL | LGA774 #Pawq09Mo[ 編集]
157910 
ターボじゃなく同じ周波数まで落として固定してベンチマーク比較しないと差が出ているかどうか判らないよね。”Gamingの項目もコア数の増加によるスコア増と解釈しても良いかもしれません”は比較する気がないってこと?
2017/09/27(Wed) 18:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157911 
     TDP  温度 消費電力(CPUベンチ実行時)
8700K(95W) 76℃ 181W
7700K(91W) 64℃ 141W
1800X(95W) 56℃ 165W   ※PConlineのリークより抜粋

8700Kの無理矢理感が凄い…
殻割りしないとサーマルスロットリングで性能ガタ落ちするんじゃないのこれ
2017/09/27(Wed) 19:04 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157918 
7700Kでよくね?
2017/09/27(Wed) 22:22 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157920 
確かに7700K持ちには必要無さそう
2017/09/28(Thu) 00:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157932 
>157911

1800Xよりシングルスレッド性能は確保したい、けどTDPで差をつけられたくもない、ということなんでしょうね

1800Xですら詐欺詐欺言われてるのに大丈夫かな
2017/09/28(Thu) 18:32 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157949 
むしろこの熱に耐えるダイでよりコア数の少ないi3になったときのOC耐性が見ものだと思う
2017/09/29(Fri) 11:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157969 
4.5Ghzで揃えると消費電力が激増するゾーンに入ってる。
定格の全コア4.3Ghzならもっと下がる。
2017/09/30(Sat) 02:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157973 
157969

これ恐らく定格の消費電力ですよ
※この記事(Expreview)と消費電力のリーク(PCOnline)は情報源が別
 後者は消費電力のほかにChineBenchの結果も載ってるけどOCした数値には見えないですし
2017/09/30(Sat) 09:32 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157976 
>>157969
何を以て定格と言ってるのか分からんが
8700KのTDP95Wってのは全コア3.7GHzの時の数字だぞ?

ターボブースト時は温度が基準なのであって
消費電力はCPUとマザーが許すリミット上限まで行く
2017/09/30(Sat) 10:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
157995 
正直欲しいベンチ結果は4コア制限時の比較なんだよな
そこで上回ってさえいればM/Bに設定あれば別にユーザーが勝手にやりゃいいんだし

コア数増えてくとフルロード時のワット数だけで語っても普段そこまで使ってないし
RYZENでもOCで160Wmaxの状態でもアイドル30Wデスクトップ作業50Wで並のゲームだと100Wくらいしか使ってないしな
2017/10/02(Mon) 15:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158178 
まだまだ全然Skylakeで十分だなこれ
2017/10/19(Thu) 12:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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