北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Tech Day: Ryzen 2000 CPUs from April, Threadripper 2000 from summer(ComputerBase.de)
AMD Zen+ 12nm Ryzen and X470 motherboards to launch in April(VideoCardz)
AMD Launches Ryzen APUs with Radeon Vega Graphics, Updates Roadmap(techPowerUp!)
AMDが第2世代RyzenやAPU版Ryzen、モバイル版Vegaなどを一挙発表(Impress PC Watch / 後藤弘茂のWeekly海外ニュース)
AMD Redefines High-Performance Computing with New Processor and Graphics Products Preview at CES 2018(AMD)

AMDはCES 2018でTech Dayを開催し、2018年の製品計画を明らかにした。2018年の製品計画としてRyzen 2000 seriesがデスクトップ向けAPU及び“Zen+”世代の単体CPUとして登場し、さらにRyzen Threadripper 2000 seriesの計画も明らかにされた。

Ryzen 2000 seriesは“Raven Ridge”のラインナップ増強から始まる。まず2月12日にTDP15WでノートPC向けのRyzen 3とTDP65Wのデスクトップ向け“Raven Ridge”が投入される。
4月にはiGPUを搭載しない単体CPU製品の“Pinnacle Ridge”が同様にRyzen 2000 seriesとして登場する。
 
“Pinnacle Ridge”は“Zen+”アーキテクチャでGlobalFoundriesの12LPプロセスで製造される。12LPプロセスは現行の14LPPと比較して10%+の性能向上をもたらし、第2世代のRyzenではより高い周波数を見込む。AMDのCTO兼上級副社長であるJoe Macri氏によると、“Zen+”は基本的には14nmから12nmへシュリンクしたもので、アーキテクチャの大規模な変更は行われていないという。

“Ryzen(TM) Desktop Processor Roadmap”と記載されたスライドに2018年のデスクトップ向けProcessor製品の構成がわかりやすく記されています。2017年は上から順にRyzen 7, Ryzen 5, Ryzen 3がラインナップされ、対応するチップセットとして300 seriesが用意されました(記載はされていないが、これ以外に“Bristol Ridge”が第7世代A series APUとして存在していた)。2018年も上からRyzen 7, Ryzen 5, Ryzen 3の構成となる点は変わらないものの、Ryzen 5とRyzen 3にRadeon Graphicsを搭載したAPUが追加されます。また対となるチップセットも400 seriesに更新されます。

“Raven Ridge”のラインナップは以下の通り。

Ryzen 2000 series APU(Raven Ridge / 14nm / SocketAM4)
コア数定格周波数
Boost時周波数
キャッシュcTDP対応メモリ
GPU
SP数GPU周波数
Ryzen 5
2400G
4-core
8-thread
3.60GHz
Boost 3.90GHz
L2=512kB x4
L3=4MB
45-65W2ch DDR4
-****
'18/2/12
$169
Vega 11 graphics
704spMax 1250MHz
Ryzen 3
2200G
4-core
4-thread
3.50GHz
Boost 3.70GHz
L2=512kB x4
L3=4MB
45-65W2ch DDR4
-****
'18/2/12
$99
Vega 8 graphics
512spMax 1100MHz


Ryzen mobile 2000 series APU(Raven Ridge / 14nm)
コア数定格周波数
Boost時周波数
キャッシュTDP対応メモリ
GPU
SP数GPU周波数
Ryzen 7
2700U
4-core
8-thread
2.20GHz
Boost 3.80GHz
L2=512kB x4
L3=4MB
15W2ch DDR4
-2400
'17/10/26
Vega 10 graphics
640spMax 1300MHz
Ryzen 5
2500U
4-core
8-thread
2.00GHz
Boost 3.60GHz
L2=512kB x4
L3=4MB
15W2ch DDR4
-2400
'17/10/26
Vega 8 graphics
512spMax 1100MHz
Ryzen 3
2300U
4-core
4-thread
2.00GHz
Boost 3.40GHz
L2=512kB x4
L3=4MB
15W2ch DDR4
-****
'18/2/12
Vega 6 graphics
384spMax 1100MHz
Ryzen 3
2200U
2-core
4-thread
2.50GHz
Boost 3.40GHz
L2=512kB x2
L3=4MB
15W2ch DDR4
-****
'18/2/12
Vega 3 graphics
192spMax 1000MHz




メインストリーム向けRyzenのラインナップ更新はハイエンド向け製品にも影響を及ぼす。メインストリーム向けRyzenは2月より新製品が登場し始めるが、ハイエンドのRyzen Threadriperは夏に後継製品が登場する。新しいRyzen Threadripper 2000 seriesは12LPプロセスで製造される。

Ryzen 2018 Roll-outという資料に今後のRyzen processorの予定が記されています。2018年第1四半期にMobile向けのRyzen 3 APUとデスクトップ向けのRyzen 5/3 APUが登場します(“Raven Ridge”)。続いて第2四半期に“Pinnacle Ridge”が第2世代のRyzen CPUとして登場します。ここまでは前述の通りです。そして下半期にはRyzen Threadripperの第2世代の製品が予定されています。Ryzen Threadripper 2000 seriesを名乗るであろうこの製品も12LPプロセスで製造され、世代としては“Pinnacle Ridge”と同世代になります。



“Zen+”の先のロードマップも一部明らかにされた。“Zen+”に続く世代が7nmの“Zen 2”である。“Zen 2”は設計が完了し、現在は試験の段階に入っている。“Zen 2”はアーキテクチャに大幅な改良が施される世代で、jump predicton, FPUさらにはAGUの改良が挙げられている。さらにその次の世代は7nm+の“Zen 3”で、2020年の投入を目指して開発が行われている。

“x86 Roadmap Leadership”というスライドに示されています。12nmの“Zen+”の次の世代が7nmの“Zen 2”です。“Zen 2”の下には"Zen 2 design is complete"と記され、次世代の開発が順調であることが強調されています。また“Zen 2”が大幅な改良がなされる世代であることが"improves on "Zen" in Multiple Dimensions"という一文から読みとれます。“Zen 2”は2019年を目標としており、この数ヶ月には何らかの形でお披露目を行いたい模様です(Computex 2018あたりで“Zen 2”の試作チップのチラ見せが来るか??)。
その次が7nm+の“Zen 3”です。こちらはまだ情報を明らかにするにはまだ早すぎるのか、2020年の投入を目指して順調に開発が行われていること以上の情報はありません。


コメント
この記事へのコメント
158966 
Ryzen3の$99は想定してたよりずっと安いな
Coffeei3はともかくPenG以下は死亡じゃなかろうか
2018/01/08(Mon) 18:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158967 
1月から3月予定だったZen2が順調に遅延しててワロタ
2018/01/08(Mon) 19:35 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158971 
個人的大本命の2400Gがこんなに早くくるとは
2018/01/09(Tue) 00:22 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158972 
$299想定だったので安くて何より
メモリもマザーも準備完了してるから待機中ですわ
2018/01/09(Tue) 00:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158976 
Zen2を急がずともいけるという判断に見えるけど
2018/01/09(Tue) 04:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158980 
2200Gめっちゃコスパ良さそう。
IntelはIceLakeでCeleron 4C4T、Pentium Gold 4C8Tに強化して対抗するのを期待したいところ。
2018/01/09(Tue) 12:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158982 
*158967
投入スケジュールが揺らいでるんじゃなく、ネーミングが揺らいでる感じ

昔はzen → zen2 → zen3 ・・

今はzen → zen+ → zen2 ・・
2018/01/09(Tue) 14:43 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158983 
うーん、

デスクトップ向け APU には、ぜひ6コア版か、できれば8コア版が欲しいですね。

物理的に難しいのかな??
2018/01/09(Tue) 15:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158985 
>Ryzen3の$99は想定してたよりずっと安いな

AM4に必要なのは59ドルの2コア256SPではなかろうか
2018/01/09(Tue) 19:05 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158987 
どうせ自作市場には流れてこないだろうからわくわくしない
2018/01/09(Tue) 19:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158989 
何処かMobileオンボードで出してくれないかな

数年前に販売されてたECSのKBN-I/2100みたいに
2018/01/09(Tue) 22:13 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158990 
Threadripper自体がサプライズだったが
Refreshもでるのはかなり驚き。
G付はデスクトップでは利益を無視して
ノートで稼ぐパターンですかね。
それにしても安い。

>158982 
過去記事あさればわかりますけどZen+の投入は規定路線ですよ。
2018/01/09(Tue) 22:36 | URL | LGA774 #-[ 編集]
158995 
いつものAMDみたいに後から選別落ちの穴埋めの製品がボコボコ増える事もなく
スッキリした構成がキープできているのは奇跡としか言いようがない
2018/01/11(Thu) 03:50 | URL | LGA774 #-[ 編集]
159005 
ラインナップが本当にスッキリしてるね。
2018/01/12(Fri) 09:54 | URL | LGA774 #-[ 編集]
159020 
そういえば、廉価で性能を落とした新発売Sempron LEがAthlon LEより高かったり、そもそもAthlon X2のほうがやすかったりしたこともあったっけ。

Duron 1GHzもAthlon GHzより高かったし

最近ではA8-6600KがA10-5800Kより高値だったね
2018/01/13(Sat) 18:31 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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