北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Navi GPUs Will Not Use MCM Design, Feature Single Monolithic Die Instead, Reveals RTG SVP – Yet To Conclude If MCM Can Be Used in Traditional Gaming Graphics Cards(WCCF Tech)
AMD’s Navi will be a traditional monolithic GPU, not a multi-chip module(PCGamesN)

AMDの次世代GPUである“Navi”は従来通りのモノリシックな設計を踏襲するようである。ただし、ウルトラハイエンド向けのカードについては、Multu-chipのものがひょっとしたら投入される可能性はないわけではない。
 
AMDが“Navi”世代でInfinity Fabricを用い、小型のGPU複数を1つのパッケージに収めてMulti-chip-moduleとし、高性能向け製品を作り出すのではないかという見方があった。しかし、AMDのRadeon Technology GroupのSenior Vice PresidentであるDavid Waang氏によると、来年に向けて開発されている“Navi”でMulti-chip-module構成が基本となる可能性は0であるという。

Multi-chip-moduleもやり方の1つとしてはあったようだが、結果的には従来のモノリシックな設計をとることにした、と説明がある。次の“Navi”ではMulti-chip-moduleを基本とすることはないものの、将来的の可能性には含みを持たせているように思える。

かつてRadeon Technology Groupに在籍していたRaja Koduri氏もInfinity Fabricの有用性について高く評価している。

Infinity Fabricは異なるエンジンをより簡単に接続できることができるシステムだ。そしてレイテンシは低く、一方で広い帯域を得られる。Infinity Fabricは異なるIPを密に接続するのに重要なバスだ。

またMCMのアプローチはゲーミングでは足かせになりやすいものの、Professional向けでは有用性が増すという考察がPC GamesNでされている。

話は変わるが“Vega”と“Navi”の開発裏話のようなものが掲載されている。

Sources: AMD Created Navi For Sony's PlayStation 5, Vega Suffered(Forbes)

PS5が“Zen”と“Navi”を組み合わせたチップを使うという話が出ているが、ここはあまり触れない。AMDがゲームコンソールをはじめとしたセミカスタム向けを重要視しているのも最近の傾向から変わるものではない。

しかしこの“Navi”はゲームコンソールをはじめとするセミカスタム向けとして重要な位置づけとされたようで、こちらにより多くのリソースが割かれたようである。

PS5のチップをはじめとする“Navi”ベースのセミカスタム向けの開発は、Radeon RX Vegaやその他の開発プロジェクトから多くのリソースを割くことになった。Raja Koduri氏によると、開発チームの2/3が“Navi”に振り向けられた。結果、最終的なRX Vega製品は開発時間とリソースを削られてしまい、不満足な出来となってしまった。

Koduri氏としては“Vega 10”の出来は不満であるようだが、マーケティングの不味さも“Vega 10”に影を落としているのではないかと思ったり(今に始まったことでないが)。売り上げはマイニングブームや演算向けで伸びている模様であるが、一般向けは確かに影が薄いのも事実である(というか流通量が少ないっぽい)。
そこまで不出来なコアでもないのだから、展開のしようによってはうまく立ち回れそうに思えるのだが(なのでNano Editionではない真のVega Nanoをだすのです)。



コメント
この記事へのコメント
160297 
7nm Vegaはメモリバスが弱体化されてない真の姿だというから期待していいと思う。
2018/06/16(Sat) 05:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
160300 
そもそものHPC向けのダイをコンシューマ製品に搭載してきた時点で大食らいもわかってはいたけど、それは競合にあわせたチューニングをした場合。
価格と性能差と言われれば痛いところではあるけど、VRAM容量気にしなくてもいいし悪くは無い。帯域以外は。
2018/06/17(Sun) 08:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
160307 
vega10はPC向けにHBM2を2スタックに制限してるからね、本来の半分の性能しか出せてない
Vega20は4スタックで本当の性能を出せる
それはラジャも納得して作ってるはずだけど
もしかして14nmでVega20を出したかったのかな
2018/06/17(Sun) 21:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
160309 
海外に住んでいるけど、低価格帯でi3との組み合わせでRadeonが選ばれているラップトップが増えてきた印象。
そのグレードならRyzenmobile採用してよ…と思うけど
そっちはそっちで徐々に増えてきているのでいい傾向か。
でもラップトップもデスクトップもIntelのGPUが出てくる前に立ち位置を決めてほしいと思う。
intelの場合はゴリ押しでシェア伸ばすのが可能なので下手したら弾き飛ばされる可能性もあると思う。
2018/06/17(Sun) 22:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
160316 
MCMにしたら自動的にクロスファイアになってしまうのがGPUだからな
というかThreadRipperのコスパがいいのは利益度外視だからであってMCMが技術的に優れているわけじゃない。もちろん400mm2のダイを作ったほうが200mm2のダイを2つ作って繋げるより安あがりで性能も良い(ThreadRipperの場合は4つのダイをつなげて2つ無効化しているが・・・)
だからAMDのマーケティングは基本的に成功している。DX12性能で将来のゲームが~とか家庭用を抑えたから最適化が~とかMCMの優位性が~とか全部まやかしでしかないんだけど一部信者に信じさせることが出来ていて、熱心なサポーターを作り維持することに成功している。
2018/06/19(Tue) 06:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
160318 
市場の隙間を見定めていた頃のRADEONの方が製品として魅力があったように思える
HD4000台みたいな方向転換を期待したい
最強争いは結局泥仕合になる
勝てる勝負をするべき
2018/06/19(Tue) 10:46 | URL | LGA774 #-[ 編集]
160324 
TRやEPYCのように200mm2のチップ1つ作れば、MCMで400mm2や800mm2級の性能出せるから、かなりの低コストだぞ
開発、製造、在庫管理含めて全てにおいてメリットが大きい

GPUはVegaのSSGがAMDの理想だし、ゲーム業界の要望も含めてVegaの発展形のNaviを開発しているよ
DX12ベースのVRやレイトレーシングを前提に開発しているから、GPGPU強化は必須
2018/06/20(Wed) 01:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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