北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Candence and Micron DDR5 Update - 1.36x more performance at the same speeds(OC3D)
DDR5 Is on Our Doorstep(Cadence / Breakfast Bytes Blogs)

DDR5はDDR4の次の世代のメモリ規格で、DRAM周波数の向上とともに、消費電力の削減や容量の増加、クロックスピードにおける全体の底上げが図られる

DDR5での最大の変更点が16Gbit以上のチップをモノリシックな設計でサポートすることだ。これにより1枚のモジュールあたりの容量を、ダイの積層等の技術を用いずとも増量させることができるようになる。
 
またDDR5はメモリ全体のproductivity(日本語訳しにくいのであえてこのままで)も向上する。DDR5では周波数を向上させずともDDR4を上回る性能を得られる。同じ3200MT/sであれば、DDR5メモリはDDR4のそれの36%の実帯域を得られる。そいしてDDR5は4800MT/sでの動作を想定して設計されているため、3200MT/sのDDR4と比較すると87%もの帯域向上となる。

規格全体のライフスパンを見ると、DDR5は4266~6400MT/sでの動作が想定される。現時点ではJEDECでのDDR5の規格策定は完了していないが、MicronはDDR5 DRAMの生産を2019年後半としている。

CadenceのブログにはDDR5の時期的な事項に関してもう少し詳しく書かれている。最も早期にDDR5がもたらされるのがサーバーやデータセンターでこれが2019~2021年の立ち上がりとなっている。2019年後半という時期はこのサーバーやデータセンター向けを意識したものだろう。デスクトップやノートPCでは2020~2023年と若干後ろになり、一般機器・産業向けは2021~2024年となる。製造プロセスはTSMCのプロセスで表されており、サーバー向けの早いもので“N7”、デスクトップ・ノートPC向けが立ち上がる頃は“N7+”が想定されている模様(産業向けは12FFCや16FFCも想定している)。

ではどのプラットフォームがDDR5を採用するかが一番の興味となるだろうが、2019年前半までの時期に予定されている“Cascade Lake-SP”や“Rome (Zen 2)”はDDR4にとどまるとみて間違いないであろう。

2019年後半に登場するIntelのサーバー向けプラットフォームとしては“Cooper Lake-SP”があるが、これが初のDDR5対応プラットフォームとなるかもしれない。“Ice Lake-SP”は“Cooper Lake-SP”と同じプラットフォームなので、“Cooper Lake-SP”次第である。AMDのサーバー向け製品は“Rome”の次に“Milan (Zen 3)”が2020年頃に予定されているが、AMDはプラットフォームの互換性を重視する傾向が強いため、“Milan”のタイミングでDDR5を採用するか、あるいはその次か、はたまた“Milan”がDDR4/DDR5両対応となるかは読めない。

一方、コンシューマ向けのうちAMDの“Zen 2”はDDR4のままで確定、続く“Zen 3”も「AM4は2020年まで使えるプラットフォームとなる」という発言を踏まえればDDR4をサポートする可能性が高いだろうか。読みづらいのがIntelでタイミング的には“Ice Lake”は新アーキテクチャの世代でいろいろと変わりそうで、DDR5をサポートしてもおかしくはなさそうだが、2019年後半のコンシューマ向けでDDR4のサポートを切るかと言われると疑問が残る(とはいえ、Intelはあっさり切る時は切ってくるのでなおのこと読みづらい。まさかのDDR4/5両対応??)。“Ice Lake”の次は“Tiger Lake”とされているものの、最近は全く話を聞かなくなっており、もはやその存在にすら疑問符がつく(“Tiger Lake”自体そもそも噂に過ぎない、あるいは計画として存在はしていたが10nmのゴタゴタでキャンセルされたなどなど・・・)。



コメント
この記事へのコメント
161585 
>帯域工場
ものすごく物流がスムーズそう
2018/10/24(Wed) 00:49 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161588 
>そいしてDDR5は

そぉい!
2018/10/24(Wed) 01:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161599 
Skylakeと同じように両方のメモコンを載せて排他対応するのでは?

Zen3も同様だと思います。

きっとAsrock先生がまたComboマザーボードを出すと思います。
2018/10/24(Wed) 23:17 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161604 
初め数年のメインはサーバー向けとは言ってたから本格普及開始は21年かな
DDR5対応APUが出てきたらスゲェ事になりそう
2018/10/25(Thu) 08:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161612 
まぁDDR5のイールド次第だよね
過渡期は両者ともどう転んでもいいようにメモコンを両方載せてると思う
intelは入手可能になると同時にサーバ用 → HEDT用 → メインストリーム用と降ろしてくるが
AMDはサーバ用は早いものの次世代メモリが現行並みの値段になるまでデスクトップには採用しないイメージ
2018/10/27(Sat) 07:13 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161631 
AMDもIntelとほぼ同時期にPC向けでもDDR5対応はしてくるだろうね
タイミングとしては7nm+(EUV)のZen3からだろうか
2018/10/28(Sun) 00:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
162384 
DDR5は初期設計予想ではSOKETLESSと明記されていたほどだ、電気的なスタブでソケット多重化はかなり厳しく相性問題もおこりそう。
すべてバッファ付で繋げば問題ないがバッファ分だけ遅延する。
2018/12/28(Fri) 12:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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