北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
1Uケースにも増設できるM.2 - PCIe変換カードがSilverStoneから、高さは32mm(AKIBA PC Hotline!)

11月6日にSilverStone ECM25(SST-ECM25)が発売された。価格は1706円と手頃な製品である。

このSST-ECM25、PCI-ExpressスロットにM.2 SSDを増設するための変換カードなのだが、特記すべきはその小ささである。カード長は100mm、高さに至っては32mmで、ロープロファイルどころか拡張ブラケットの空きすら必要としないものである。
 
なかなかかゆいところに手が届きそうな製品ではないか、そして我が家にちょうどいい実験台・・・もとい適した環境があった。

狭い引き出しに突っ込まれ、温風を巻き散らかしている“1st PC model 17.2”こと引き出しPCである。

◇1st PC model 17.2
  ・CPU:Core i7 7700@2.70GHz
  ・M/B:ASUS Z370I Pro Gaming
  ・memory:DDR4-2400 16GB×2
  ・GPU;Intel HD Graphics 630
  ・SSD:Plextor M8PeGN 512GB

これに2.5インチHDDの2TBを加えているのだが、もう少しストレージが欲しい。また、ケース側にブラケットがないため、死に体のPCI-Express x16スロットをなんとかして有効活用したい。

そんなときに出てきたのが“SST-ECM25”だった。お値段も手頃、これは試してみても良さそうだ。ちょうどこちらも新製品として出てきたばかりのMicronの“Crucial P1 1TB”とともに試してみた。

SilverStone ECM25, Micron Crucial P1 1TB (2018年11月18日)

これがSilverStone ECM25とMicron Crucial P1 1TBのパッケージである。どちらも小さなパッケージだ。比較用に後ろに置いてあるのは、熊本県の“ヒノヒカリ”というお米で作った“日本泡盛”。かわいらしいコノハズクがあしらわれたパッケージが目印だ。35度と度数がやや高めだが、香りがよくしっかりとした味わいだ。

・・・なお、私の味の評価の正確性は昔のAMD CPUの温度表示並みの精度である(よく変な温度が表示されてましたよね)。

SilverStone ECM25 (2018年11月18日)

こればSilverStone ECM25の本体。公称の寸法は100×32mmであるが、実際小さい。下の小さなドライバーはSSDを固定するために使うものだが、小ささ故、作業性が犠牲になってしまうのは致し方ないところ。SilverStone ECM25にSSDを取り付けてから、拡張スロットに挿すようにしたい。

Micron Crucial P1 1TB (2018年11月18日)

こちらはMicron Crucial P1 1TB。普通のM.2 2280規格のSSDだ。Intel SSD 660と同様にQLC NANDを用いていることが特徴である。1TBモデルのスペックは以下の通りである。

  ・Sequential:Read 2000MB/s, Write 1700MB/s
  ・Random:Read 170KIOPS, Write 240KIOPS
  ・耐久性:200TBW

耐久性は3D TLCからさらに落ちるが、データ倉庫用であればさほど問題なかろうか。

Micron Crucial P1 1TB on SilverStone ECM25 (2018年11月18日)

そして実際にSilverStone ECM25にMicron Crucial P1 1TBを取り付けたのがこれである。M.2 2280規格のSSDであるMicron Crucial P1 1TBとの比較により、SilverStone ECM25がコンパクトな基板であることが改めてよく分かる。

1st PC model 17.2 (2018年11月18日)

こちらがこの時期になると暖房代わりにもなってくれるありがたい引き出しPCこと1st PC model 17.2の中身である。中身を明らかにするのはおそらく初めてだろう。狭小PCゆえ、配線美などあったものではない。

前々回あたりのの蝋燭レビューでもお伝えしたとおり天板に12cmファンを増設している。おかげでPCの排熱は良くなったが、その熱風が私にダイレクトに直撃するようになった。この時期は暖房代わりにもなるが、夏は拷問である。

写真の上側に電源があり、そのすぐ下にPCI-Express x16スロットがある。黄色の円で囲った部分がそのPCI-Express x16スロットだ。ケース側にブラケットがないため、通常の拡張ボードを挿すことはできない。

SilverStone ECM25 in 1st PC model 17.2 (2018年11月18日)

しかしSilverStone ECM25ならこの通り。PCI-Express x16スロットの長さに収まる基板長で、ブラケットも必要としない。ブラケットを使わないので固定が甘いのではないかという懸念を抱く方もおられるかもしれないが、PCI-Express x16スロット側にある固定器具で十分しっかりと固定できる。小型で軽量な基板なのでそれで十分だ。また、高さ32mmと低いのでこのような狭小ケースでも問題なく増設できた。

Micron Crucial P1 1TB via SST-ECM25 (2018年11月18日)

最後は動作試験。
Crystal Disk Markを回してみた。ほぼカタログスペック通りの数字が出ているようだ。

狭小ケースで死に体となったPCI-Express x16スロット、もしそんなスロットがあるならば、このSilverStone ECM25でSSDを増設してみるのはいかがだろうか? 今回は入手性の関係でCrucial P1 1TBとなったが、Intel SSD 660p 2TBであればデータ用倉庫としてもそれなりの容量を確保できる。

決して目立つパーツではないが、かゆいところに手が届いた。SilverStone ECM25はそんな製品だ。



コメント
この記事へのコメント
161917 
Q…QLC……
倉庫用にはコスパも良くて最適ですね。
Cドライブとしてはアレですが、
2018/11/18(Sun) 01:58 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161921 
QLCはなー。

色々レビュー見て回った自分の結論は、コスパが微妙。性能は想像以上に()で、買うにしても2年くらいはコントローラーとチップの熟成待ち。
2018/11/18(Sun) 04:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161925 
>私の味の評価の正確性は昔のAMD CPUの温度表示並みの精度

つまり謎バイアスがかかるが個々の整合性はあると
2018/11/18(Sun) 09:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161936 
コレは気になっていたんですよね…
起動ドライブとしても使えるのでしたっけ?
2018/11/19(Mon) 12:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161945 
日本泡盛美味しかったですか?
2018/11/20(Tue) 02:38 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161957 
>161936 
メーカーの説明書では、
起動ドライブとしては利用出来ないと記載がありますね。

※説明書は国内代理店のディラックの紹介ページのダウンロードが可能です。
2018/11/21(Wed) 20:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161967 
1週間も新規記事がないが大丈夫か?
2018/11/25(Sun) 20:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
161984 
今確認するとSilverStoneの説明ではM/BのBIOSが対応していれば起動可能とのこと
DiracのマニュアルもSilverStoneにリンクしているから同じだね

拡張カード ECM25
https://www.silverstonetek.com/product.php?pid=814&area=jp
2018/11/27(Tue) 07:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
162008 
※161957
※161984
ありがとうございます
そうですね。普通にメーカーサイトへ行けば解決でしたね…
古いPCへのお遊びとして挿そうと思っていましたけど
手元の子だと一から組み直した方がよさそうと気付く始末…
2018/11/28(Wed) 15:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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