北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Roadmap shows that in 2021 Intel still makes desktop CPUs at 14nm(Tweakers)

Tweakersが得たIntelのCPUロードマップによると、同社のデスクトップ向けCPUは2021年も引き続き14nmで製造される模様である。

リークしたロードマップは2つである。1つは2018年から2021年までを示した“Intel Client Commercial CPU Roadmap (2018-2021)”で、Xeon Eやデスクトップ向けのS series、Mobile向けのH, U, Y seriesが掲載されている。
 
Intel CPU Roadmap 1 (2019年4月26日)

2つめは2018年から2020年を示した“Intel Client Mobile CPU Planning Roamap (2018-2020)”で、こちらにはデスクトップ向けのS seriesやXeon Eは掲載されておらず、Mobile向けのH, U, Y seriesと、Atom系コアが担うN series以下が掲載されている。

Intel CPU Roadmap 2 (2019年4月26日)

まず自作PCに最も関係の深いS seriesであるが、2020年まではほぼ既報通りで、先日ラインナップが拡大された“Coffee Lake-S Refresh”に続き、2020年に“Comet Lake-S”が投入される。“Comet Lake-S”は14nmプロセスであるが、コア数が最大10-coreとなる。そしてここからが新しい話であるが、2021年のデスクトップ向けCPUコアは“Rocket Lake-S”と呼ばれるものになる。そしてこの“Rocket Lake-S”も引き続き14nmプロセスで製造され、最大コア数も今回のロードマップでは“Comet Lake-S”同様の10-coreまでとなる。この流れはXeon Eや高性能Mobile向けのH seriesもほぼ同様である。

U seriesは現在“Whiskey Lake-U”が充当されているが、2019年末に“Ice Lake-U”が2-coreまたは4-coreで登場する。これが実質的に初の10nmプロセスCPUとなる Core i3 8121U? 知らない子ですね。“Ice Lake”はY seriesにおいても2-coreで“Ice Lake-Y”として投入される。しかし、“Ice Lake-U”及び“Ice Lake-Y”は2021年までを記したロードマップには記載されておらず、2020年までのMobile CPU Planning Roadmapにのみ"limited"と注釈をつけられて描かれている。U seriesは“Ice Lake-U”と並行して6-coreまでの“Comet Lake-U”が14nmで投入され、Y seriesも現行の“Amber Lake-Y”が続投する(“Amber Lake-Y”の項目が2/4Cとなっており、4-core投入の可能性がある??)、ないしは“Comet Lake-Y”が2-coreまたは4-coreで投入される。“Ice Lake-U/-Y”は限定された数にとどまり、主流は“Comet Lake-U”と“Amber Lake-Y/Comet Lake-Y”となりそうである。
U seriesやY seriesは2021年に“Tiger Lake-U/-Y”が4-coreで投入される。“Tiger Lake-U/-Y”は“Ice Lake-U/-Y”に続く2番目の10nmプロセスのコアとなる。しかし、前述の通り“Tiger Lake”世代のS series及びH seriesは登場しないばかりか、U seriesについては14nmの“Rocket Lake-U”が並列する形となっている。

今回のロードマップはデスクトップ向けは10nmをスキップして14nmから7nmに移行するという噂話を完全に支持する内容である。

今後注目されるのは14nmのCPUコアである“Comet Lake”や新出の“Rocket Lake”がどのようなアーキテクチャを採用するかであろうか。具体的には“Coffee Lake-S Refresh”までのように“Skylake”がベースなのか、あるいは“Ice Lake”で使用される“Sunny Cove”を14nmで製造するのかとなる。“Comet Lake”はともかくとして、“Rocket Lake”には後者の可能性を期待したいところであるが、今回のロードマップではそこまでの突っ込んだ内容は示されていない。ただ、“Rocket Lake-U”の項目に4/6C 14nm+14nm GFXないしは4/6C 14nm+10nm GFXの記載があり、CPUとGPU(GFX)が別ダイの可能性を示唆している。“Sunny Cove 14nm”=“Rocket Lake”のCPUコアである可能性は期待してもいいのかもしれない。

○まとめ
  ・デスクトップ向けの“S”は“Coffee Lake-S Refresh”(2019)→“Comet Lake-S”(2020)→“Rocket Lake-S”(2021)と推移
  ・“Comet Lake”も“Rocket Lake”も14nmプロセスで製造される
  ・Xeon E及び高性能Mobile向けの“H”も基本的には“S”と同じ流れ
  ・“U”や“Y”には10nmも“Ice Lake-U/-Y”が投入されるが限定された数になる模様
  ・“U”や“Y”の主流もしばらくは14nmで、2020年は“Comet Lake-U/-Y”が担う
  ・2021年になると“Tiger Lake-U/-Y”が10nmで登場するがどこまでの範囲になるかは未知数
  ・“U”には別に“Rocket Lake-U”が14nmで記載されており、10nmの“Tiger Lake-U”と並列する?
  ・“Rocket Lake”のCPUアーキテクチャが“Sunny Cove”・・・だったらそれはとっても嬉しいなって
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コメント
この記事へのコメント
163647 
インテルの10nmは高クロック取れないんでしょうな
数年かけて開発したのだからAtomだったりチップセットの製造には使われそう
14nmはTDPこそ95WだけどTB時はTDPを大きく振り切るような9900Kみたいなのが今後も出そう
2019/04/26(Fri) 08:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163648 
もうintelには期待してないよね。
7nmのAMDがPCIEX4で統一したCPU、GPU、MBを早くリリースしてくれるかに期待してる。
2019/04/26(Fri) 08:29 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163649 
惨めなもんだね
2019/04/26(Fri) 08:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163650 
本当に2021まで14nmで引っ張るの??
インテルは正気か??
2019/04/26(Fri) 09:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163653 
Lakeの設計とnmの数値は連動しなくなりましたよ
2019/04/26(Fri) 09:34 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163654 
ロケットでつきぬけろ!
2019/04/26(Fri) 10:26 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163655 
7nmも失敗するなよ。仮にそうなったら責任とってファブを諦めてね。
でなければ自分の次世代PCはIntelはいってないになるよ。
2019/04/26(Fri) 10:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163656 
14nm++++++++++++くらいはいくだろう
2019/04/26(Fri) 11:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163657 
ないわー
2019/04/26(Fri) 16:51 | URL | _ #-[ 編集]
163658 
悲報過ぎて言葉もない
2021年って言ったら5nmRyzen出てる頃じゃないですかねぇ
2019/04/26(Fri) 17:12 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163659 
amdにも責任があるが、これだけ長く殿様商売を続けていれば通期売上高の引き下げは当然。
後半の対決に期待したい。
2019/04/26(Fri) 17:52 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163661 
202x年、そこには(自称)最速を謳うCore i9-99900K (14nm+++++...)の元気な姿が!

Intel > ちょっと折り入ってお話が、、>TSMC, Samsung
2019/04/26(Fri) 22:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163662 
信じがたいことだけどこうなってくるとintelは最先端プロセス競争から脱落した可能性が出てきたね
2019/04/27(Sat) 06:08 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163663 
デスクトップが10nmをスキップして7nmに移行するという噂には懐疑的だったんだけど
”次のデスクトップは7nm”みたいな物言いの人が多かったのでそんなこと有る筈ない、と勘違いをしていました。

なるほど!あと3年位は14nmで耐え忍んでそこから一気に7nmに移行するという意味でしたか。

これなら納得だけど他社が5nmに移行している時代に14nmで大丈夫なのかなぁ…
2019/04/27(Sat) 07:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163665 
10nmをスキップとは聞いたが、あれだけ順調ですアピールしてた7nmが2022年以降とは思わなんだ。
2019/04/27(Sat) 10:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163668 
>163661
TSMC「半導体製造を委託しませんか?」

Intel「真の男ならファブを持っているものだ!」

Intel「経営難で去勢されたどこかの企業と違いうちは真の男を貫きます!」

TSMC「……………………」
2019/04/27(Sat) 16:27 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163669 
core i9 10900k BE(Burning Edition)
10c/20t
5GHz〜6.2GHz TDP 300W LN2冷却推奨

これを出せばAMDに対抗できるさ
物理的にも燃えそうだがw
2019/04/27(Sat) 16:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163671 
ノートPC使いとしてはAMDにHシリーズより早いCPU(APU)があれば選択肢になるんだが、
期待してるんだけどなかなか出てこない
デスクトップ版積んでる荒業の製品もあるけど、そういうのじゃないんだよなぁ・・・。
2019/04/27(Sat) 18:08 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163675 
もっとラインナップを少なくするといい
どうせ14nmなんて誰も買わないんだから
2019/04/27(Sat) 22:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163676 
気になるのは、UプロセッサーとYプロセッサーは「~(2018-2021)」と「~(2018-2020)」の
いずれのスライドにも出てくるのにIce Lakeの扱いが一致してないところ。
※後者では登場するが、前者では登場しない

時期的に考えて「~(2018-2020)」の後で「~(2018-2021)」が作成されたとも想像できるが、
その一方でIce Lakeがキャンセルされたという話も聞かない
(北森にも掲載されているAnadndの記事だとサンプル評価が始まったようだし)
2019/04/28(Sun) 00:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163681 
i7 6700Kがいくら電圧盛ろうが冷やそうがどうやってもOC 5GHzで回らないという問題があったけど。
Intelの10nmはあれが酷くなって4.6GHzすら回らなくなったようなもの。
そのせいで10nmだとノート用の低クロック向けしか作れない事態になった。
とりあえず、それを活かせるところで使うってことなんだろうね。
2019/04/28(Sun) 08:46 | URL | LGA774 #oyV.6EWY[ 編集]
163683 
うーんどうかなぁ、同じ8C/16T同士でインテルのi9とZen2のRyzen5 3600xで同等なら、インテルは当分性能面でRyzen3000シリーズには太刀打ちできなくなるんじゃないのかな
製造プロセスの差からワッパも180wと133wで完敗してるしね
2019/04/28(Sun) 12:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163685 
Intelの14nmは他社の5nm相当なんだよきっと
2019/04/28(Sun) 15:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163686 
インテルが終わったらライバル不在のAMDも終わりそうなんだがな
セリーグから巨人が消滅すれば巨人ファンだけでなくアンチ巨人ファンもいなくなるみたいな感じ
ARM系が順当に性能上げてきてるのにAMD一社でX86の資産を守っていくのは辛いべ
2019/04/28(Sun) 17:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163688 
まー14nmは実績あるプロセスだからHaswellと殴り合った頃のFXくらいには十分戦えるだろ。
ただ、こんなにもモバイルファーストなんだねぇ。今のintelにとってAMDよりかARMってことか。
2019/04/29(Mon) 08:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163690 
ロシアのElbrusが2015で65nm、2017で28nm続報無いけど2021には追いつかれてたりして
2019/04/29(Mon) 10:57 | URL |   #-[ 編集]
163695 
163686
AMDだけでx86を余裕で支えられるし、ARM向けのK12も持ってるからどうにでも出来る
2019/04/29(Mon) 20:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163696 
Intelが本当にコケてるとは思えないな。何か政治的な…
という妄想はおいておいて、Fabを自社で持つのと外に持つのとでコストはどれくらい違うのだろうね?
Intelは10nm(他社7nm)で、コストでさえ買っていれば、プロセスルールが遅れても良さそうだけど。
まぁ、AMDが進化しすぎて、Intel大丈夫なのかって見えるが、USB4はIntelからだろうし、面白い時代になってきた。
2019/04/29(Mon) 23:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163697 
Comet Lakeラインナップの豊富さを見るに本来Ice Lakeが担うはずだったけど
10nmの性能が予定より悪くて急きょ14nmで作り直したのがComet Lakeなのかな

その理屈だと彗星の如く現れた頃には10nmを見限っていた事になるけど…
2019/04/30(Tue) 07:20 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163698 
21年までインテル停滞なら20年夏頃にAMDがPCIEX4.0普及させてGPUやSSDのPCIEX4.0化をAMDが定着させて自作=AMDになるとか有り得る。
NVIDIAへの反撃も兼ねて。
2019/04/30(Tue) 08:22 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163700 
>163686

共存を許さず積極的に潰しにかかった挙句自滅してるのに、そりゃないよ…

市場原理が崩壊するほどIntelに偏重している訳でもないから
普通にAMDのシェアが増えるだけだと思うが
ARMにx86にとって代わるほどの性能もまだない
2019/04/30(Tue) 11:04 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163701 
遅れながら14nm工場に投資を踏み切った背景には、単に在庫の問題だけではなくこのようなロードマップを予定したからなのでしょうかね
2019/04/30(Tue) 15:17 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163712 
要するに、10nmにしたらデスクトップ用は14nmの動作周波数を維持できなくて旧製品を超えられなかったってことだな。

サーバとラップトップが10nmに移行できるならば、電力密度が低いモデルは電力効率も良くなってるしイールドも改善しているのだろう。
2019/05/01(Wed) 07:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163734 
プロセス競争から脱落気味なのはもちろん感づいていたが
本当に脱落しそうだな
2019/05/02(Thu) 16:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163737 
あのインテルがこんなザマになるとは・・・
2019/05/03(Fri) 05:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163776 
殿様の結果でござる
2019/05/06(Mon) 20:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
164344 
大原センセがお墨付きを!!

https://ascii.jp/elem/000/001/873/1873186/index-4.html

>今回、台湾で複数のルートからTweakers.netが掲載したのとまったく同じロードマップを「入手できて」しまった。最初に見た時はフェイクだろうと判断したのだが、複数のOEMがこのロードマップに基づいて製品計画を立てている以上、かなり信憑性が高いと判断せざるを得なくなってしまった。この結果として以下のことになるらしい。
2019/06/10(Mon) 13:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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