北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
◇Core i5 10210U
3D Graphics Performance of Intel(R) Core(TM) i5-10210U CPU with UHD Graphics(GFXBench)

少し前にリークがあったCore i5 10210Uであるが、GFXBenchにも掲載されている。

下の項目を開くとIntel(R) Core(TM) i5 10210U CPU @ 1.60GHzという表記が見られ、CPUの周波数が1.60GHzであることも確認できる。またthread数は8のようで、4-core/8-threadと考えるのが順当だろう。

iGPUはUHD Graphicsとだけ認識されており、UHD Graphics 630のような型番までは認識されていない。しかしExecution Unitは24、周波数は1100MHzであるようだ
 
  Core i5 10210U 4-core/8-thread 1.60GHz/Boost *.**GHz
    iGPU(UHD Graphics : 24 EU Max 1100MHz)

Execution Unitが24だとすると、現行の“Whiskey Lake-U 4-core+GT2”と変わらない。一方、“Ice Lake-U”はiGPUの強化が強調されており、Execution Unitは最大64と言われている。“Ice Lake-U”の下位モデル・・・と解釈することもできなくはないが、これまでの情報を踏まえるとEU数24のCore i5 10210Uが“Ice Lake-U”とするのは無理がある。リークしたロードマップでは“Ice Lake-U”と並行して14nmの“Comet Lake-U”が投入され、こちらがよりメインストリームに近い製品となるとされている。これを踏まえるとCore i5 10210U=“Comet Lake-U”と考えるのが妥当だろう。



◇Core i5 1035G4
Details for Result ID Intel(R) Core(TM) i5-1035G4 CPU @ 1.10GHz (1.5GHz/1.1GHz 36% OC, 512kB L2, 6MB L3)(SiSoftware Official Live Ranker)

10000番台のCore i5の次は1000番台のCore i5である。i5 1035G4という型番だけ見るとなんとなくGPUが強化されたモデルのように見えるが残念ながらGPUの詳細はわからない。

CPUの周波数は1.10GHz、キャッシュはL2=512KB, L3=6MBと認識されている。L2 cacheの容量が“Coffee Lake”世代までの倍に増量されており、このCore i5 1035G4が“Ice Lake-U”である可能性を示している。

Thread数は何故か“1”となっているが、これはうまく認識できていないのだろうか。

Intel’s 10th Generation Core Processors Leak Out – 14nm Comet Lake-U and 10nm Ice Lake-U, Core i7-1065G7 With Gen 11 Graphics(WCCF Tech)

1000番台及び10000番台の第10世代Core i processorの型番・スペックについては4月下旬に怪しげなリークが出ていた模様である。

◇Core i 1000G series(Ice Lake-U / 10nm / Gen.11 graphics / DDR4-2400)
  i7 1065G7 4-core/8-thread 1.30GHz/TB 3.90GHz 64 EU TDP15W
  i5 1035G7 4-core/8-thread 1.20GHz/TB 3.70GHz 64 EU TDP15W
  i5 1035G4 4-core/8-thread 1.10GHz/TB 3.70GHz 48 EU TDP15W
  i5 1035G1 4-core/8-thread 1.00GHz/TB 3.60GHz 32 EU TDP15W
  i5 1034G1 4-core/8-thread 800MHz/TB 3.60GHz 32 EU TDP15W
  i3 1005G1 2-core/4-thread 1.20GHz/TB 3.40GHz 32 EU TDP15W

◇Core i 10000U series(Comet Lake-U / 14nm / Gen. 9.5 Graphics)
  i7 10710U 6-core/12-thread 1.10GHz/TB 4.60GHz 24 EU TDP15W
  i5 10510U 4-core/8-thread 1.80GHz/TB 4.90GHz 24 EU TDP15W
  i5 10210U 4-core/8-thread 1.60GHz/TB 4.20GHz 24 EU TDP15W
  i3 10110U 2-core/4-thread 2.10GHz/TB 4.10GHz 24 EU TDP15W

“Comet Lake-U”は“Whiskey Lake-U”の命名規則を踏襲し10000番台としたような付番である。注目されるのは最上位のCore i7 10710Uが6-core/12-threadとなったことだろうか。
一方、“Ice Lake-U”はiGPU強化モデルという位置づけのようで、RadeonとHBM 2を搭載して話題となった“Kaby Lake-G”の後継に位置づけられるのだろうか。“G”の後の数字はiGPUのグレードを表しており“G7”が64 EU、“G4”が48 EU、“G1”が32 EUとなっている。



◇“Tiger Lake”
Details for Computer/Device Intel Tiger Lake Client Platform Tiger Lake Client System(SiSoftware Official Live Ranker)

“Ice Lake-U”や“Comet Lake-U”のさらにその次の“Tiger Lake”がSiSoftware Official Live Rankerに姿を現している。

Tiger Lake (2019年5月18日)

2-core, 1.80GHz動作のもののようで、L2=256KB x2,. L3=2MBとなっている。L2 cacheの容量は“Ice Lake”では1-coreあたり512KBとなっていたが、この“Tiger Lake”とされるCPUでは“Coffee Lake”までと同様の256KBに戻っている。またL3 cache容量も2MBと2-coreであることを差し引いても少ない(“Coffee Lake”世代までであれば2-coreの場合最大4MB。2MBまで半減された製品はデスクトップ向けではCeleronのグレードになる)

キャッシュ構成が“Ice Lake”世代からまた変更されているのが最も注目される点だろうか。

コア数は、おそらく今後4-coreのものも出てくる・・・はず(いくらなんでも2-coreだけということはあるまい)。


コメント
この記事へのコメント
163926 
てか、マジで1万台の型番で行くのかインテルw

AMDはデスクトップ → モバイルという順番なのに対して、インテルは製造プロセス競争で遅れをとっているという事もあってかAMDとは逆に、マーケットの大きいモハイル向けをまず先に展開し、デスクトップ向けは後回しにしてなんとかAMDに対抗しようとしている

そのためモバイルよりさらに後回しにされてしまったデスクトップ向けが二周も三周も周回遅れになりつつある、という感じかなぁ
2019/05/18(Sat) 15:08 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163928 Ice Lake-Uno
>一方、“Ice Lake-U”はiGPU強化モデルという位置づけのようで、RadeonとHBM 2を搭載して話題となった“Kaby Lake-G”の後継に位置づけられるのだろうか。“G”の後の数字はiGPUのグレードを表しており“G7”が64 EU、“G4”が48 EU、“G1”が32 EUとなっている。
2019/05/18(Sat) 17:56 | URL | のび #-[ 編集]
>一方、“Ice Lake-U”はiGPU強化モデルという位置づけのようで、RadeonとHBM 2を搭載して話題となった“Kaby Lake-G”の後継に位置づけられるのだろうか。“G”の後の数字はiGPUのグレードを表しており“G7”が64 EU、“G4”が48 EU、“G1”が32 EUとなっている。
GPUを強化したCPUには
A.15Wの50U/60U
B.28Wの8U/7U/9U
C.65Wの5G/6G
D.100Wの9G
がありますが、
A.の後継がG1やG4
B.の後継がG7
ぐらいならありそうですが、Kaby Lake-G、つまりC.やD.とはTDPが違いすぎるので、後継にはなり得ないのでは?
2019/05/18(Sat) 18:03 | URL | のび #-[ 編集]
163937 
Comet LakeがIce Lakeに劣らないというかむしろIce LakeがComet Lakeに劣っているという気がする…
intelの10nmは省電力性以外は駄目駄目な感じみたいだね。
デスクトップが10nmで出せない訳だ。
2019/05/19(Sun) 20:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163946 
10 nmは深いboostがかからんなぁ
でも最大動作周波数が下がったかわりに
同時にboostするコア数はきっと増えてるはず
2019/05/20(Mon) 06:37 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163951 
今回立ち上がった10nmラインは省電力向けらしいけど、恐らくIntelの想定以上にクロック伸びなかったんだろうな。
多少盛ってもクロック上げられるならデスクトップ向けも形だけでも出したいはず、なのに影も形もないあたり優先もへったくれもモバイル向けがやっとなのでは。
14nmのComet Lake-Uより定格下がってる上にブースト1GHz前後低いとは・・・
2019/05/20(Mon) 13:55 | URL | LGA774 #dwSh5GNw[ 編集]
163953 
ターボ時1GHz前後クロック差があるようだし
IceとCometでベンチ回したらCometが勝ちそうだな

ターボクロックだけ見ると初代RyzenとZen2に近いな
2019/05/20(Mon) 16:36 | URL | LGA774 #cRy4jAvc[ 編集]
163964 
>163926
デスクトップは後回しにされたわけじゃないよ
10nmが高クロックで動作出来ないから、ただ単に作れないだけ
(14nm世代と比べてIceLakeのTBクロックがやたら低いのがその証拠)

10nmはどうしようもない失敗作(もしくは未完成品)だけど、
株主の前で大見得を切った手前年内に出さないわけにはいかず
辛うじて作れたのがモバイル向けだけだったって感じだろう
2019/05/21(Tue) 08:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163966 
IceLakeはクロックが落ちる分、アーキ改良でどこまで補えるか気になるところ。
2019/05/21(Tue) 12:20 | URL | LGA774 #-[ 編集]
163972 
もし10nmのデスクトップを諦めたとしたら、その設備の余剰生産能力はどこに行ったんだろうね?
まさか工場いっぱいの文鎮にしているはずもあるまい。
2019/05/21(Tue) 23:05 | URL | LGA774 #-[ 編集]
コメントを投稿する(投稿されたコメントは承認後表示されます)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
https://northwood.blog.fc2.com/tb.php/9783-b6e35b87
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック