北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Sends Out Linux Graphics Driver Patches For "Arcturus" As New Vega Derived GPU(Phoronix)

“Arcturus”なるAMD GPU向けにLinux kernel driver pathcesが提供された。

“Arcturus”のサポートはRadeon RX 5000 series―“Navi”のサポートの数週間後に提供された。しかし、“Arcturus”は“Navi”をベースとしたものではなく、どちらかというと“Vega 20”をベースとした“Vega”系列のものである。そして“Arcturus”の名は最近のAMDのイベントで聞かれることはなく、またWindowsを主に扱っているサイトでは関連するリークもなくなっている。

では“Arcturus”とはなんなのか。それはまもなくアナウンスされるワークステーション向き絵のカードで、SIGGRAPHでその正体が明らかになる可能性がある。数日前、AMD "GFX908" が新たなワークステーション向けカードとしてAMD GPU LLVM shader complier codeに追加された。GFX908は新たな“Vega”系列のカードで現行のものではない。そしてワークステーション向けとしてECCメモリのサポート他の機能が搭載されている。
 
初出時に“Vega”→“Navi”→“NEXT GEN”の“NEGT GEN”が“Arcturus”という見方もあったが、どうやらそれは誤りのようである(私自身も最初は“NEXT-GEN”が“Arcturus”だと思っていたし・・・)。今のところ、“Arcturus”は“Vega”系統の新しいワークステーション向けのカードのようである。ただ、“Vega”を系列を組む新しいコアを“Arcturus”と呼んでいるのか、使用されるコアは“Vega 20”であるが、その新たな派生製品を“Arcturus”と呼んでいるのかは今ひとつわかりにくい。

AMD GFX 90xは“Vega”系列に与えられているIDである。“Vega 10”であればGFX900/GFX901、“Vega 20”であればGFX906/GFX907となる(その他、Ryzen APUのiGPUに用いられている“Vega”やMac向けの“Vega 12”などがGFX90xを与えられている。ちなみにGFX902はお星様になってしまった“Vega 11”・・・らしい)。

GFX908は今のところどれにも当てはまるものはないようで、“Vega 20”系列の新コア(“Vega 21”??)・・・の可能性もあるのだろうか。

とはいれ、何にせよこのカードはワークステーション向けになるようで、コンシューマ向けには降ろしてこないだろう。

AMD Retires the Radeon VII Less Than Five Months Into Launch(techPowerUp!)

関連する話として、現在コンシューマ向けに投入されている“Vega 20”搭載製品であるRadeon VIIが収束を迎えるという話が出てきている。
Radeon RX 5700XTとRadeon VIIの性能差が5~12%程度である一方、ダイサイズが小さくGDDR6を使用した“Navi 10”の方がコストに優れることが背景にあるようであるが、元々Radeon VIIは登場当初からそれほど数が出るカードではないと予想されていたものである。
“Navi”にゲーム市場を任せ、“Vega 20”自身は本来のワークステーションや演算向けに徹するのだろう。


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