LGA3647 CPUで自作PCを組んでみよう!
と言っても組み立て手順自体は他のSocketのCPUとそれほど変わらない。CPUの取り付け、メモリの取り付け、マザーボードの組み付け、グラボの取り付け、各種配線等々。
なので今まで何回か自作PCを組んでいればそれほど戸惑うことはないはずだ、1つの段階を除けば。
戸惑う可能性がある“1つの段階”こそがCPUの取り付けである。LGA3647 CPUの取り付けは今までのCPUとは大分異なり、独特のものである。
逆にここさえクリアすれば後は普通の自作PCを組むのと何ら変わらない。
今回はLGA3647 CPUで自作PCを組むならではの独特の手順―LGA3647 CPUの取り付け方法を解説したい。
と言っても組み立て手順自体は他のSocketのCPUとそれほど変わらない。CPUの取り付け、メモリの取り付け、マザーボードの組み付け、グラボの取り付け、各種配線等々。
なので今まで何回か自作PCを組んでいればそれほど戸惑うことはないはずだ、1つの段階を除けば。
戸惑う可能性がある“1つの段階”こそがCPUの取り付けである。LGA3647 CPUの取り付けは今までのCPUとは大分異なり、独特のものである。
逆にここさえクリアすれば後は普通の自作PCを組むのと何ら変わらない。
今回はLGA3647 CPUで自作PCを組むならではの独特の手順―LGA3647 CPUの取り付け方法を解説したい。

マザーボードはSupermicroのX11DAi-N。CPUはXeon Gold 5120を1つ。メモリはDDR4-2666 Registered DIMM 16GBを6枚。
とりあえずの暫定構成だ。

X11DAi-Nの全体像。1 CPUのみで使う場合は右のSocketにCPUを装着する。1 CPU構成の場合、使えるPCI-Expressスロットは下の2本に限られる(M.2スロットも使用可)。

LGA3647 socket近影。今までのLGA2011 socketと比較すると大分大きい。

Xeon Gold 5120近影。こちらも相応の大きさであり、持つとずっしりと重みを感じることができる至高の一品だ。
赤い丸で囲った部分が取り付けの位置合わせにおいて重要となる▲印だ。必ず確認して欲しい。他のCPUもそうだが、LGA3647 CPUの取り付けにおいては特に▲印の確認を怠ってはならず、面倒でも段階を踏むその都度▲印の位置を確認して欲しい。

CPUクーラーは“Noctua NH-D9 DX-3647 4U”を選択。LGA3647 socketに対応するCPUクーラーは非常に少ない。ほぼIntel純正、Supermicro製、Noctua製の3種類から選択することになり、騒音と冷却性能を天秤にかけるとNoctuaが上位候補に挙がるだろう。

左からLGA2011 socket用のCPUクーラー(これもNoctua製)、LGA3647用の“Noctua NH-D9 DX-3647 4U”、Xeon Gold 5120

CPUクーラーの底面と付属部品。LGA3647 CPUは大型のパッケージであるためか、すでに伝導シートが貼られた状態で販売されている。そのため、初回使用時は熱伝導グリス等の用意は必要としない。
付属部品はSquareタイプとNarrowタイプの両方に対応出来るよう用意されている。SupermicroのX11DAi-NはNarrowタイプなので右の部品を使用する。

左側がSquareタイプ用の付属品、右側がNarrowタイプ用の付属品。サーバー向けのLGA2011 / LGA2011 v3同様、LGA3647 socketもSquareタイプとNarrowタイプがある。前述の通り、今回使用するマザーボードはNarrowタイプなので右側の付属品を使用する。NoctuaのLGA3647 CPUクーラーはどちらのタイプにも対応出来る安心仕様であるので、LGA3647 CPUで組む際は是非ともおすすめしたい。
さて、ここからがいよいよ取り付けである。
CPUクーラーとSocket取り付け用の金具をまず装着するが、この手順は他のNoctua製クーラーとそれほど変わらない。CPUクーラー本体と金具の位置を合わせてネジ止めするだけである。

CPUクーラー本体の準備が済んだら、その次に黒いプラスチック製の枠にCPUを装着する。枠には2カ所に爪があり、その爪にCPUを引っかけるようにする(写真の左右に見える爪がCPUを引っかける爪だ)。うまく取り付けられていれば、ひっくり返してもCPUは外れない。
この時、枠とCPUの▲印を必ず合わせて欲しい。

CPUクーラー本体にCPUを取り付けた黒枠を装着する。画面左上と右下がはまるようになっており、合わせてやれば容易に取り付けられる。

真横から見た図。手前右側がはまるように出来ている。きちんとはまっていればCPUを下に向けても落下することはない。一度CPUを下に向けて装着が確実に出来ているか確認しておきたい。

LGA3647 socketのカバーを外す。赤丸印で囲った部分に▲印がある。Socketの▲印とCPU側側の▲印を必ず確認して欲しい。
この後、SocketにCPUを取り付けるのだが、CPUクーラーにCPUを取り付けた状態での取り付けとなるため、取り付けるそのときには▲印を目視することが出来ない。ゆえに、取り付けの前に必ずSocket側とCPU側の▲印があってるかどうか確認して欲しい。
そして取り付けであるが、Socketの左下と右上の突起がガイドの役割を果たしており、この突起とCPUクーラー側の穴を合わせれば自然と正しい位置に装着される。そしてその後、説明書の手順通り左上・右下→上下中央の順に4カ所をネジ止めすれば完了である。

取り付けが完了した様子。画面左側手前の突起がCPUクーラー側の穴に入っている様子がわかるだろうか。

取り付け部近影。左側がガイドの突起である。
CPU+CPUクーラーの取り付けが妙にスリリングであるが、ここさえどうにかなれば後は普通の自作PCだ。
是非とも恐れず挑戦してみて欲しい。

この記事へのコメント
とりあえずRAM96GB!
2019/08/04(Sun) 19:36 | URL | LGA774 #-[ 編集]
しゅごい・・
取り付けがフレンドリーなのはTRですかねぇ(このクラスでその必要があるかわからないけど)
取り付けがフレンドリーなのはTRですかねぇ(このクラスでその必要があるかわからないけど)
2019/08/04(Sun) 20:00 | URL | LGA774 #-[ 編集]
まさかのXeonとはw
久し振りに自作オタの本気をみた感じ!
で、もう一つのsocketは何時埋めるデス?
久し振りに自作オタの本気をみた感じ!
で、もう一つのsocketは何時埋めるデス?
2019/08/05(Mon) 08:05 | URL | LGA774 #-[ 編集]
北森さん・・・何気にハイスペマシン沢山所持してるけど
ブログ執筆以外にどんな凄い作業をさせてるんや・・・とたまにひっそり末恐ろしくなるのです
ブログ執筆以外にどんな凄い作業をさせてるんや・・・とたまにひっそり末恐ろしくなるのです
2019/08/05(Mon) 09:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
仕事で発注中。勉強兼ねて他の人に組み立てやってもらおうと思ってたけど、任せていいか心配になってきた…
2019/08/05(Mon) 12:38 | URL | LGA774 #-[ 編集]
>>165589
ネット閲覧です…みたいな当たり前の答えがくると思う
ネット閲覧です…みたいな当たり前の答えがくると思う
2019/08/05(Mon) 21:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
このクラスでも5年に1回くらい組みなおさないと旧式化して見劣りする
目的もなく組むとイザというときにはロートルで並みのデスクトップと同レベルになってるのが悲しい
北森氏は写真とか動画やるのかな?
目的もなく組むとイザというときにはロートルで並みのデスクトップと同レベルになってるのが悲しい
北森氏は写真とか動画やるのかな?
2019/08/05(Mon) 23:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
7049+Teslaで組んでます。
2019/08/09(Fri) 23:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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