北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森八雲. Since July 10, 2006.)
Supermicroマザーはサーバー向けであるがゆえ、オンボードでグラフィックチップが搭載されていることが多い。X11DAi-Nも例外ではなく、Aspeed AST2500 BMC が搭載されている。

しかしこれが時折面倒を引き起こし、別途搭載したグラフィックカードから画面が出力されないという事態が少なからず起こる。

第12.1回ではその対処法を紹介したい。

初期設定はオンボードグラフィックを用いて行うため、D-subからどうにかして画面を出力する必要がある。D-sub対応ディスプレイがあればそれをそのまま用いればよいが、既にD-sub入力が出来るディスプレイを持っていない方はD-sub出力→HDMI入力の変換アダプタを使うといいかもしれない。
 

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X11DAi-N BIOS 設定 1 (2019年8月4日)

まず画像出力回りの設定。Advanced→PCIe/PCI/PnP Configuration と進む。

X11DAi-N BIOS 設定 2 (2019年8月4日)

VGA PriorityはAutoであればそのままでよいはず。Onboardになっていた場合はAutoないしはOffboardに直しておく。
また、グラフィックカードを搭載したPCI-Expressスロットの設定を“Legacy”から“EFI”に変更する。ここではCPU2 Slot 5にグラフィックカードを挿しているため、その部分を“EFI”に変更している。

X11DAi-N BIOS 設定 4 (2019年8月4日)

続いてSecurity→Secure Boostの項目に進む。

X11DAi-N BIOS 設定 3 (2019年8月4日)

CSM Supportを“Disabled”に設定する。

CSM (Compatibility Support Module) はUEFIの前の従来のBIOSをエミュレートし互換性を保つもので、古いOSないしは周辺機器を使用する際に役に立つものだが、UEFI搭載グラフィックボードと喧嘩になることがしばしばある模様で、またOSも新しいものであれば特に必要なものではない。私の環境でもこいつが悪さをしていた模様で、前述の出力の設定に加え、CSM Supportを“Disable”に設定することでようやくグラフィックカードからの画面の出力が可能となった。

なお、CSM SupportをDisabledにしている分にはSecure Bootの設定はEnabledであろうがDisabledであろうが問題ないようだが、CSM Support EnabledかつSecure Boost Enabledの設定にしてしまうとOSが起動しなくなるトラブルが報告されており、両者をEnableにすることは避けたい(わざわざそんな設定をすることもなかろうが)。

Xeon Gold 5220 双発 CineBench R20 (2019年8月4日)

で、完成しました。

“Cascade Lake-SP”―Xeon Gold 5220を双発とした新3号機です。L1 stepping―18-coreのHigh Core Countのダイを使用した最上位モデルとなります(これよりも上のモデルは確認した限りではすべてB1 stepping―28-coreのExtreme Core Countのダイがベースとなっている模様)。


コメント
この記事へのコメント
165564 
在りし日のUser'sSideが必死にプッシュしてたSuper●だけど
サーバー向けに特化した機能が、一般用途には"余計なもの”になりがちなだけにありがたい記事
近年のSuper●は、中華的な意味で"余計なもの”がついていると話題になってすっかりアレな印象だがw
2019/08/04(Sun) 20:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165569 
この設定やっちゃうとWebベースのIPMIの画面出力が暗転して出てこないのでは。。。
2019/08/04(Sun) 23:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165570 
デスクトップ用途で●選ぶメリットなんも無いと思うがな
しかしサーバーなら最有力候補なのも事実
何しろTyanだのASRockは販売店少ないし納期2か月とか言われるし
2019/08/04(Sun) 23:29 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165578 
初期設定はブラウザからRemoteKVMでやってもいいような
BMCもデフォはDHCPになっていると思うので(うちのX470D4Uはそうだった)

しかしこんな問題あるのね、参考になります
うちのはUEFI→BMC、OSインストール画面→追加GPUになってなんじゃこりゃとはなったけど
2019/08/05(Mon) 00:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165590 
今●のマザー発注してるが、こっちも納期2か月と言われてる。何かあった?
2019/08/05(Mon) 11:34 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165597 
>2か月と言われてる。何かあった?
中国の下請けから納品された板についてた”余計なもの”外すのに
そのくらいはかかるってことw
2019/08/05(Mon) 18:55 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165598 
>続いてSecurity→Secure Boostの項目に進む。
Secure Boost......
アクセラレーション・ブーストとかいう謎機能が日経かどこかで紹介されてるの思い出した
2019/08/05(Mon) 19:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165599 
一度M-LANにIP振ってしまえば後はリモートで映像出力を取れる
BMCには様々な機能があるが、個人的にはこれが一番助かってる
2019/08/05(Mon) 20:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165607 
こんなすごいのってやっぱサーバーくらいしか用途ないよね?
皆さん何に使ってるの?

今時ならデュアルCPUにする必要は無い気もするけどやっぱ必要なの?
2019/08/06(Tue) 19:33 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165626 
>165607
家庭用での必要性は低いだろうね。
AIやHPCやってるとGPU接続用PCIeレーンたくさんだとかメモリてんこ盛りとかしたくなる。
メモリチャネルやPCIe強化しまくったCPUがあればいいんだろうけど、そんなの開発する経済的合理性が低いのだろう。
2019/08/08(Thu) 11:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165915 
AST2500ってPCIEGen2x1接続でしたっけ
WARPデバイスのラッパーであるWDDM-DOドライバだとCPUでレンダリングした結果をフレームバッファにコピーなので快適な描画はバス帯域命なのですよね…
WDDM-DOドライバのある
PCIEGen1x1なMatroxG200e ServerEngineや
PCIEx1版Matrox millennium G550 内部32Bit 66MHzPCIだと
XGA解像度ですら転送が追いつかずぎこちない挙動になりますが
Matrox millennium P690 PCIEGen1x16だと高解像度高fpsでももたつかないのでゆめりあベンチがMatroxM9100よりもヌルヌル動くという下剋上ができたりします
2019/08/27(Tue) 23:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
166037 
xorgでAST2500向けのDRM見つけて一安心、XeonGold+VoltaなTeslaです。
2019/09/06(Fri) 23:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
167234 
・Boot Mode select = UEFI
・CSM Support=Disabled

共に設定するとUEFIシェルが起動しました。
2019/11/08(Fri) 19:32 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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