北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
[CPU] How long does it take to use the ice lake CPU's NUC estimate?(Chiphell)
The 2021 gaming NUC is already in the works(FanlessTech)

ハイエンドNUCは現在“Kaby Lake-G”を搭載した“Hades Canyon”が提供されているが、その後継としてTDP45Wで8-coreのCore i9 9980HKを搭載する“Ghost Canyon”が予定されている。またワークステーション向けとしてXeon E-2286MやCore i7 9850Hを搭載する“Quartz Canyon”が予定されている。どちらもdGPUを搭載するためのPCI-Expressスロットを有している。

さらにその次のハイエンドNUCとして“Phantom Canyon”が予定されている。“Phantom Canyon”はTDP28Wの“Tiger Lake-U”を搭載し、PCI-Express 4.0, HDMI 2.1, WiFi 6, Bluetooth 5, USB 3.1 Gen.2, Thunderboltに対応する。

その“Phantom Canyon”のスライドがChiphell及びFanlesTechに掲載されている。
 
    〇Phantom Canyon〇
  1. Intel Tiger Lake-U (TGL-U) 28W, PCI-Express 4.0 x4
  2. Discrite GPU 1660 Ti, 2060
    (HDMI 2.1 port, miniDisplayPort 1.4 port×2)
  3. Thundebolt 3 Type-C port
  4. DDR4 SO-DIMM slot×2, upto 64GB
  5. M.2 2280/221110 NVMe/SATA ×2, RAID0/1 capable
  6. 2.5G + Gigagib LAN
  7. Wifi-6, Bluetooth 5 built-in
  8. USB 3.1 Gen.2 port
  9. Custom vapor chamber
  10. Cusomizable RGB ligthing


正直なところ2021年予定の製品にもかかわらずdGPU 1660 Ti, 2060は古くないだろうか、あるいはそもそもGaming向けであるならば“Tiger Lake-U”よりも“Rocket Lake-U/-H”の方が向くのではないか等の疑問点がある。“Ice Lake-U”や“Tiger Lake-U”はiGPUが同時期の“Comet Lake-U”及び“Rocket Lake-U”よりも強力なものを搭載すると推測されるので、dGPUを搭載するハイエンド向けよりも現在TDP28Wの“Coffee Lake-U 4-core+GT3”を搭載している“Bean Canyon”の後継とする方が良いのではないかと素人目には思える。

そのNUCであるが“Intel NUC KITS Consumer Core i7-Based/Core i5 and i3-based Roadmap”と記された資料がChiphellに掲載されている。2020年までのNUCのロードマップを記したもので、現行製品の次の世代までが掲載されている。

“Kaby Lake-G”を使用している“Hades Canyon”の後継は前述の通り“Coffee Lake-H Refresh”を搭載した“Ghost Canyon”となる。特徴はCPUのコア数が最大8-coreとなること、dGPU用としてPCI-Express 3.0 x16スロットを搭載することである。その他のI/Oは若干の変更にとどまり、基本は“Hades Canyon”を踏襲する模様である。

TDP28Wの“Coffee Lake-U 4-core+GT3”が使用されている“Bean Canyon”の後継は“Frost Canyon”となる。“Frost Canyon”はTDP28Wの“Comet Lake-U (CML-U)”を搭載する。CPUのコア・スレッド数はCore i5搭載製品は4-core/8-thread、Core i3搭載製品は2-core/4-threadと“Bean Canyon”のそれと変更はない。唯一、Core i7搭載製品だけはコア数・スレッド数が明かされていないが、これまでの情報から推測すると6-core/12-threadに強化される可能性が高そうである。“Frost Canyon”のI/Oはほぼ“Bean Canyon”とほとんど同じで、唯一メモリがDDR4-2666かつ最大64GBまで対応するようになったことが違いである。

“Frost Canyon”という名前だけ見ると以下にも“Ice Lake-U”を搭載しそうなものなのだが、NUCに回すほど“Ice Lake-U”は生産しないということなのだろうか?ほぼNUCだけで終わった不遇な子がいるって? さあ誰のことでしょうね。

“Quartz Canyon”については先日“Coffee Lake Refresh”を使用したXeon E及びCore i7を搭載できるNUCとして紹介されたが、今回の情報では同じ“Coffee Lake Refresh”ベースのXeon EでもBGAの末尾“M”を搭載するとされている。前回のTom's Hardaware.frの情報ではLGAタイプとBGAタイプが一緒くたにされていたが、“Coffee Lake Refresh”のXeon Eでおおざっぱにくくってしまっただけで、NUCとして使用されるのはBGAタイプだけなのかもしれない。同じ日のLiliputingの情報では8-coreのXeon E及びCore i7 vProとしか記しておらず、LGAとは一言も書いていない。FanlessTechも同じ“Quartz Canyon”の情報を8月8日付けで扱っているが、こちらは明確にXeon E-2286M(8-core/16-thread, 2.40GHz/TB 5.00GHz)ないしはCore i7 9850H(6-core/12-thread, 2.60GHz/TB 4.60GHz)と記している。

8月10日の“Quartz Canyon”の記事にも追記したが、LGA云々の解釈はそもそも間違いで、BGAタイプのみが提供されるはずのものを、Tom's Hardaware.frが同じ“Coffee Lake Refresh”のXeon E-2200及びCore i7 vPro製品として雑に表に並べただけの可能性が高そうである。

(過去の関連エントリー)
“Coffee Lake-H Refresh”を搭載するNUC―“Ghost Canyon”(2019年8月11日)
Xeon Eを搭載できるNUC mini PC―“Quatz Canyon”(2019年8月10日)


コメント
この記事へのコメント
165665 
本当に10nmはIntelの歴史に残る大失敗作の様相を呈してるな
そして仮に今から7nmをスムーズに開発成功したとしても、他社は既に5~3nmに足を突っ込みつつあるという…
今後のIntelの明るい展望が全く見えない
2019/08/11(Sun) 17:31 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165667 
実家サーバー用にNUCを使ってるけどセキュリティ関係でIntelはやめたい。
AMDからNUCが出てほしい。
2019/08/11(Sun) 17:57 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165684 
実家サーバなんて意味ないからやめればいいよ
クラウドにしときな
2019/08/12(Mon) 09:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165689 
クラウドストレージなんて1TBあたり年間1万円以上も取られるじゃないかアホらしw
2019/08/12(Mon) 13:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165694 
Intel以外の3とか5とかいう数字に意味があると未だに騙されてる人がいるのに驚く
TSMCもN3とかN5とかの名称にしてnmなんて表現は使っていない
他社の3とか5はIntelの7nmEUV相当
2019/08/12(Mon) 19:46 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165699 
>165694

つまりインテル14nmの新作が出る来年、iPhone 2020はIntel 7nm EUV相当のチップを載せるわけだ
2019/08/12(Mon) 21:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165704 
>165694
TSMCの5nmは7nm相当だろうと、その時一番速い製品世に出せている会社が絶対正義なのでは?
今までIntel自身が先行してやっていた事ですよ。
2019/08/13(Tue) 02:35 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165714 
>165694
似たようなこと言って持ち上げた10nmの具合見るとねぇ・・・
2019/08/13(Tue) 13:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165717 
脆弱性突かれるような使い方を個人の実家サーバーですること自体が、そもそもセキュリティ的に問題のような
2019/08/13(Tue) 18:14 | URL | LGA774 #cRy4jAvc[ 編集]
165723 
>>165694
intelは7nmではハイパースケーリングやんないらしいしTSMC5nmはともかく3nm相当とは思えないね。

冒険しない分10nm程は遅れないだろうけど逆に言うと大差をつけるのも無理って事だしArm相手には大差があった時ですら思うようにシェアを奪えずにスマホから撤退しちゃった訳だから並ばれた時点ですら危うい。

intel自身もこれからはプロセスルール依存を止めてストレージ性能やメモリ、安全性などの総合力で上回っていくと言ってるけどむしろ脆弱性で他社を圧倒的に上回っている現状がある。
2019/08/14(Wed) 00:43 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165730 
ソースが読めて世界中でよくメンテナンスされてるソフトしか使わないならintelの脆弱性は問題なかったんだけどな

まーBIOS更新しなきゃならんようなハードウェア脆弱性はサーバにせよデスクトップにせよリモート運用では厳しいものがある
2019/08/14(Wed) 09:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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