北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD "Sharkstooth" Shows Up on Geekbench: Possible Zen 2 Threadripper(techPowerUp!)
Alleged 32-Core AMD Threadripper 3000-Series Castle Peak CPU Benchmarked(Tom's Hardware)
AMD Sharkstooth(Geekbench)

AMDは現在第3世代のRyzen Threadripperのテスト段階に入っているものと推測される。そして、関連して興味深いエントリーがGeekbenchのデータベースに掲載された。“AMD Sharkstooth”の名前がつけられたそれは、32-core/64-threadで周波数3.60GHzのCPUである。Identifierの項目を見るとAMD Family 23 Moderl 49 Stepping 0の記述が見られる。しかし32-core/64-threadでかつ3.60GHzというスペックのProcessorは第2世代EPYCに該当するものはなく、おそらくはHEDT向けのRyzen Threadripperであると推測される。
 
このCPUが“Zen 2”世代のものであることはL3 cacheの容量を見ることでわかる。“Zen/Zen+”までのL3 cache容量は4-core CCXあたり8MBであるが、“Zen 2”のL3 cache容量は4-core CCXあたり16MBである。32-coreとした場合、“Zen/Zen+”であれば64MB、“Zen 2”であれば128MBとなるが、今回の“Sharkstooth”のL3 cache容量はL3=16MB×8=128MBである。

またAMD Famliy 23 Model 49 Sepping 0という記載であるが、同じGeekbenchでEPYCのスコアを探してやるとEPYC 7702が同じIdentifierを持っていることがわかる(他にEPYC 7452も同じIDであることを確認出来る。一方で、同じ“Zen 2”世代のRyzen 3000 seriesはAMD Family 23 Model 113 Stepping 0とModel 49と113で大分開きのある数字が与えられている)。

AMD Sharkstooth (2019年8月14日)

以下にGeekbenchでざっと確認出来る各CPUのIDを掲載する。

  ・Ryzen 1000 (Summit Ridge):AMD Family 23 Model 1 Stepping 1
  ・Ryzen 2000 (Pinnacle Ridge):AMD Family 23 Model 8 Stepping 2
  ・Ryzen 3000 (Matisse):AMD Family 23 Model 113 Stepping 0
  ・Ryzen 2000G/U (Raven Ridge):AMD Family 23 Model 17 Stepping 0
  ・Ryzen 3000G/U/H (Picasso):AMD Family 23 Model 24 Stepping 1
  ・EPYC 7001 (Naples):AMD Family 23 Model 1 Stepping 2
  ・EPYC 7002 (Rome):AMD Famliy 23 Model 49 Sepping 0
  ・Ryzen Threadripper 1900:AMD Family 23 Model 1 Stepping 1
  ・Ryzen Threadripper 2900:AMD Family 23 Model 8 Stepping 2
  ・Ryzen Threadripper 3900(?):AMD Famliy 23 Model 49 Sepping 0

(参考:ASUSTeK COMPUTER INC. KRPA-U16 Series(Geekbench))

Family 23が“Zen”系列を示しており、コアごとに異なったModelが与えられ、数字が大きいほど新しいコアである傾向はあるが、“Zen 2”は“Rome”と今回のThreadripper 3000がModel 49、“Matisse”がModel 113で、他の世代よりも著しく数字が離れている。この次の“Zen 3”は113より大きな数字で出てくればわかりやすいが、数字の隙間を埋めるように出てくるとこの手のリークを追っている方々にとっては頭痛の種になるかもしれない(既にややこしいことになっているのがIntelで、こちらはFamily 6の中で大分ごちゃごちゃしており、“Comet Lake”よりも“Ice Lake”の方がModelの数字が若いというようなことがしばしば起きている)。


コメント
この記事へのコメント
165750 
これはThreadripper 2950Xの約2.7倍のマルチスコア。コア倍増を大幅に上回るスコアだけに64コアEPYCの期待も大きいですね
さすがXeonをMCMする程の危機感を出しただけあります
AMDはTSVをCPUに適用する技術は開発途中みたいなので応援してます
2019/08/15(Thu) 03:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165752 
おおおぅ…とうとう来たか真打ち
おいくら万円になるんだろう?wktkが止まらないw
2019/08/15(Thu) 05:15 | URL | あむだー #-[ 編集]
165755 
Ryzen 16CやらEPYC 32Cの価格から類推すると$2000くらいかね?
リーク通りの性能なら64Cは発売されない気がする
2019/08/15(Thu) 08:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165773 
16コア:$999
24コア:$1399
32コア:$1899
だったら・・お得すぎ?
2019/08/16(Fri) 03:45 | URL | LGA774 #-[ 編集]
165776 
Zen, Zen+ 世代の Threadripper は、Ryzen CPU と同じ model/stepping番号だったけど、
Zen 2 世代の Threadripper だと EPYC と同じ model/stepping番号になるんですか。
2019/08/16(Fri) 15:22 | URL | LGA774 #qsvP4ThM[ 編集]
165779 
Model番号は、10進数よりも16進数で見た方が規則性が見えますね。
Zen/Zen+ 世代だと、APUはCPUのModel番号に 0x10 を足した値になってるとか、
Zen世代とZen 2世代の最下位の桁はぜんぶ 0x01 だとか。
Zen+ 世代の最下位の桁はぜんぶ 0x08。
2019/08/16(Fri) 19:10 | URL | LGA774 #qsvP4ThM[ 編集]
165789 
64コアとは言わないけど、40コア、48コアの製品は対インテル用に発表しておいてもいいかも知れない
2019/08/17(Sat) 08:11 | URL | ななしです #W3ugQoag[ 編集]
165792 
Intelには18コアまでしか無いから32コアで十分殲滅できる
2019/08/17(Sat) 20:34 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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